こんにちは! 皆さんは、“シェアリングエコノミー”という言葉を聞いたことはありますか?シェアリングエコノミーとは、『インターネット上のプラットフォームを介して個人間でシェア(賃借や売買、提供)をしていく新しい経済の動き』の事を指します。
この“シェアリングエコノミー”について、近年その市場規模は爆発的な成長を見せており、2020年度の国内シェアリングエコノミー市場規模は、過去最高の2兆円を超えているとの調査結果も出ております。
そこで!今回は、そんな爆発的な成長を見せている“シェアリングエコノミー”について、その市場規模や市場環境について、実際に予測されているデータも合わせながら解説していきます!
爆発的人気!シェアリングエコノミー市場の現在!
21世紀に入り、私たちはこれまで推し進めてきた過剰生産や過剰消費を見直すことが求められるようになりました。
人々の生活スタイルは徐々に“単独所有”から“共同利用”へと変化しており、それは個々の生活を飛び越え、それはすなわち“シェアリングエコノミー”として、立ち上がりつつあります。
例えば、だれも住んでおらずにいつまでも放置されている空き家や、年に数日程度しか利用されていない自動車など、世の中には様々な“眠っている資産”があります。
身近なところで例を出すならば、みなさんのご自宅にも使っていない家具や家電、着られなくなった服など、“眠っている資産”が沢山あるのではないでしょうか?それらを“シェア”することで生まれる経済全体が、シェアリングエコノミーなのです。
そして、冒頭で述べた通り、国内のシェアリングエコノミー市場規模が2兆円を超え、この数字は今後ますます増えていくことが予想されています。
少し難しい話になってしまったので、ここからは具体例を混ぜながら、“シェアリングエコノミー”について解説していきます!
先ほどの説明の中で『みなさんのご自宅にも使っていない家具や家電、着られなくなった服など、“眠っている資産”が沢山あるのではないでしょうか?それらを“シェア”することで生まれる経済全体が、シェアリングエコノミーなのです。』と説明をさせていただきましたが、このような“眠っている資産をシェアするサービス”と聞いて、何かピンとくるものはありませんか?そうです。“フリマアプリ”です。
具体的なサービス名を出すとするなら、テレビCMでもおなじみの“メルカリ”や、楽天のフリーマーケットアプリ、“ラクマ”でしょうか。まさに、これらインターネット上のプラットフォームを介して個人間でシェア(賃貸や売買提供)をしていく経済の動きこそ、“シェアリングエコノミー”なのです。では、この“シェアリングエコノミー市場”は、今後どのような動きを見せるのでしょうか。次の章ではシェアリングエコノミー市場の今後について、説明していきます。
シェアリングエコノミー市場は今後も拡大傾向?2030年の市場規模を大予想!
前章では“シェアリングエコノミーの現在”について、その言葉の意味から具体例、現状などを紹介させていただきました。では、“シェアリングエコノミーの今後”についてはどうでしょうか。結論から申しますと、シェアリングエコノミー市場は今後もますます拡大していくことが予測されています。
一般社団法人シェアリングエコノミー協会(代表理事:上田 祐司、重松 大輔、以下「シェアリングエコノミー協会」)と、株式会社情報通信総合研究所(代表取締役社長:大平 弘、以下「ICR」)が共同で行った『日本のシェアリングサービスに関する市場調査結果』によると、2020年度のシェアリングエコノミー市場は2兆1004億円であるという調査結果が発表されています。
数値的にはとても大きいように見えますが、それでもこれは新型コロナウイルスによる影響により、前回調査(2019年4月実施)予想を下回る見通しであるという結果になっています。
また、10年後の2030年度の市場規模予想についても調査結果が出ています。これについては、①『現状ペースで成長した場合』と、②『新型コロナウイルスによる不安、認知度が低い点等の課題が解決した場合』の2パターンの調査結果が発表されていますが、総合的には、新型コロナウイルスを契機としたシェアサービス利用・利用意向拡大の動きもあり、共に前回調査予測を上回る見通しであるという予測が立てられています。調査結果については以下の通りです。
【2030年度市場規模】
①現状ペースで成長した場合 7兆4,719億円
②新型コロナウイルスによる不安、認知度が低い点等の課題が解決した場合 14兆1,526億円
なんと、10年後の市場規模予測としては、最低でも約3.5倍の市場拡大が予測されています。また、新型コロナウイルスによる影響や認知度の課題を除けば、7倍近い成長が見込まれていることにも驚きです。このことからも、“シェアリングエコノミーの今後”については市場規模拡大の傾向にあることが分かります。
そして、ここでは一点、確認しておかなければならないことがあります。①と②のデータを見比べると、一見、「新型コロナウイルスさえ収束すれば、シェアリングエコノミーの市場規模はますます拡大していくだろう。」との見方をしてしまうかもしれません。
しかし、ここで重要なのは、“新型コロナウイルスがシェアリングエコノミーの市場に与える影響はプラスとマイナスの両方がある“という事です。例えば、インバウンド旅行者の利用が多い民泊や、人と人とが接触する対面型のスキルシェアに対しては“マイナスの影響”が大きく表れますが、オンラインで完結するサービスや外出回避につながる食事宅配等については“プラスの影響”が大きく表れている、というのが事実としてあります。
一見、マイナスの影響しかもたらさないように思えるこの新型コロナウイルスですが、シェアリングエコノミーの市場においては、プラスの影響も生んでいるのです。今後、新型コロナウイルスは終息していくのか、あるいは拡大していくのか。もちろん、一日でも早くこの新型コロナウイルスが終息する事を願うばかりではありますが、いずれにせよ、シェアリングエコノミーの市場においては、この“コロナウイルスの行く末”が一つのポイントになるのではないかと、私は予測しております。
あなたは何をシェアする?シェアリングエコノミーの代表的なサービスは?
ここまではシェアリングエコノミーの市場規模や、今後の動向についてお話をしてきました。では、実際にシェアリングエコノミーにはどんなサービスがあるのでしょうか。 シェアリングエコノミーは、大きく分けて5つのものに分類されます。 ここではその代表的なサービスを見ていきましょう。
①場所
こちらは近年特に増えてきたように感じています。イメージしやすいところだと、“コワーキングスペース”などが挙げられるでしょう。最近では、駅構内にもコワーキングスペースが設置されているのを目にします。 近年は特に、このような“場所”を提供するサービスが普及してきている感覚があります。こちらは今後ますます拡大していくと考えられるでしょう。
②乗り物
乗り物のシェアと聞いて、“カーシェア”という言葉を連想した方もいるのではないでしょうか?僕もその一人です。こちらもシェアリングエコノミーの代表的なサービスのうちの一つです。車のシェアリングサービスには各社が精力的に力を注いでおり、こちらもこれからの動向に目が離せないでしょう。自動車の他にも、最近では自転車・電動キックボードのシェアリングサービスなども街中でよく目にするようになりましたね。
③モノ
シェアリングエコノミーにおいて、この“モノ”のシェアリングが最も身近であると答える方が多いように感じています。最も身近なものを例に挙げるとするならば、冒頭にも登場した、“フリマアプリ”でしょう。今では有名人を起用したCMがテレビでも多く放映されているように、この“モノのシェアリングサービス”は、老若男女問わずに、今では私たちの生活に馴染んでいるように感じます。また、このモノのシェアリングサービスがここまで浸透した背景には、“コロナ禍での巣ごもり需要”が挙げられます。これもまた、前章の最後に触れた新型コロナウイルスがもたらしたプラスの影響と言えるでしょう。
④スキル
“スキルシェア”という言葉を聞いたことはありませんか?その名の通り、各々、スキルをシェアすることを指します。こちらは主にビジネスで使われることが多いでしょう。今日では副業として様々な仕事を兼任するなど、その働き方はより多様性を増しています。そんな中で利用されているのが、このスキルシェアサービスです。こちらもインターネット上のプラットフォームを介して個人間でスキルをシェアすることで成り立っています。まさに、“シェアリングエコノミー”と言えるでしょう。
⑤お金
お金をシェアするというと少しイメージが難しいかもしれませんが、例えば、クラウドファンディングが挙げられます。お金をシェアすることで、資金が足らなくても自分のアイデアを世界に広められる可能性が出てきます。また、お金を集めた人は、リターンとして出資者へ返礼をすることで、お金をシェアするシェアリングエコノミーサービスが成り立ちます。これまでにも優れたアイデアに出資が集まり、商品化して世に出た事例もたくさんあります。これがお金をシェアするシェアリングエコノミーです。今後も注目を集めていくでしょう。
以上5つが代表的なシェアリングエコノミーの例になります。 いかがでしょうか。例を見て、ピンと来た方もいたのではないでしょうか。 紹介した5つのサービスは今後もますます拡大していくことが予想されています。
これらのサービス以外にも、様々な物がシェアされています。 今後もこの市場からは目が離せませんね!
御社もシェアリングエコノミー市場に参入可能?!問い合わせて確認してみよう!
では、この急成長を見せているシェアリングエコノミー市場に参入することは可能なのでしょうか。 新型コロナの影響でシェアリングエコノミーに関するサービスの提供・利用を始めた人々の多くは、「提供者」の割合が大きく、その大半は収益獲得のために開始したことが分かっています。(特に部屋、モノ、自動車等既存資産の活用に関して、多いという風に言われています。) やはり多くの会社(提供者)がこの市場に参入してきているようです。
個人的な意見としては、この市場では“アイディア”が重要なのではないか。 と考えています。 世の中に混在する様々な需要と供給に対して、“誰と””誰に””何を”結びつけるのか。 ここがポイントとなってくるのではないでしょうか。 シェアリングエコノミーの可能性は無限大だと思います! 今この記事を見ていただいている御社も、シェアリングエコノミー市場に参入してみませんか?
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まとめ
シェアリングサービスについて、今回はその市場規模やサービスの詳細をご紹介しました。 皆さんもう覚えていただいたように、シェアリングエコノミーの市場規模は、過去最大の2兆円超えになると言われております。
今後新たにどのようなシェアリングサービスが出てくるのか、今後もシェアリングエコノミー市場の動向からは目が離せません!
また、シェアリングエコノミー市場の拡大は、SDGsへの貢献効果をも生んでいることが分かっています。 今後もますます、シェアリングエコノミー市場の拡大に注目です! 最後まで、お読みいただき、ありがとうございました♪
この記事の執筆・監修者
「BtoB領域の脳と心臓になる」をビジョンに、データを活用したアルゴリズムやソフトウェアの提供を行う株式会社アイディオットの編集部。AI・データを扱うエンジニアや日本を代表する大手企業担当者をカウンターパートにするビジネスサイドのスタッフが記事を執筆・監修。近年、活用が進んでいるAIやDX、カーボンニュートラルなどのトピックを分かりやすく解説します。