話題のシェアリングサービス!代表的なサービス事例とビジネスモデルを詳しくご紹介

話題のシェアリングサービス!代表的なサービス事例とビジネスモデルを詳しくご紹介

こんにちは!今回は前回に引き続き、話題のシェアリングサービスについて、サービスの事例やビジネスモデルのご紹介をさせていただきます!

本記事ではシェアリングサービスの事例のご紹介をはじめ、シェアリングエコノミーについて、前回より具体的な紹介をさせていただければと思っております! 中には皆さんが実際に使ったことがあるというサービスも登場するかもしれませんね。 それでは、最後まで、よろしくお願いいたします!

そもそもシェアリングエコノミーとは?代表的なサービスは何がある?

サービスの紹介に移る前に、まずシェアリングエコノミーとは何なのかを確認しておきましょう。シェアリングエコノミーとは、『インターネット上のプラットフォームを介して個人間でシェア(賃借や売買、提供)をしていく新しい経済の動き』の事を指します。

21世紀に入り、私たちはこれまで推し進めてきた過剰生産や過剰消費を見直すことが求められるようになりました。人々の生活スタイルは徐々に“単独所有”から“共同利用”へと変化しており、それは個々の生活を飛び越え、それはすなわち“シェアリングエコノミー”として、立ち上がりつつあります。

また、このシェアリングエコノミーの市場規模が急成長を見せていることにも注目です。 2020年度のシェアリングエコノミー市場は2兆1,004億円であるという調査結果が発表されていますが、10年後の2030年度には、最大で14兆1,526億円という数字が算出されています。まさに“急成長”と言えるこの“シェアリングエコノミー市場”。

では、そんなシェアリングエコノミーにはどんなサービスがあるのでしょうか。

シェアリングサービスは、大きく分けて5つのものに分類されます。 ここでは、まず5つの代表的なサービスをご紹介します。

場所

こちらは近年特に増えてきたように感じています。イメージしやすいところだと、“コワーキングスペース”などが挙げられるでしょう。最近では、駅構内にもコワーキングスペースが設置されているのを目にします。 近年は特に、このような“場所”を提供するサービスが普及してきている感覚があります。こちらは今後ますます拡大していくと考えられるでしょう。

乗り物

乗り物のシェアと聞いて、“カーシェア”や、“ライドシェア”という言葉を連想した方もいるのではないでしょうか?僕もその一人です。こちらもシェアリングエコノミーの代表的なサービスのうちの一つです。車のシェアリングサービスには各社が精力的に力を注いでおり、こちらもこれからの動向に目が離せないでしょう。自動車の他にも、最近では自転車のシェアリングサービスなども街中でよく目にするようになりましたね。

モノ

シェアリングエコノミーにおいて、この“モノ”のシェアリングが最も身近であると答える方が多いように感じています。最も身近なものを例に挙げるとするならば、冒頭にも登場した、“フリマアプリ”でしょう。今では有名人を起用したCMがテレビでも多く放映されているように、この“モノのシェアリングサービス”は、老若男女問わずに、今では私たちの生活に馴染んでいるように感じます。

また、このモノのシェアリングサービスがここまで浸透した背景には、“コロナ禍での巣ごもり需要”が挙げられます。これもまた、前章の最後に触れた新型コロナウイルスがもたらしたプラスの影響と言えるでしょう。

スキル

“スキルシェア”という言葉を聞いたことはありませんか?スキルシェアとは、個人が講師として教えたいスキルをサイト上に掲載することで、学びたい人とマッチングする事ができるサービスの事を指します。こちらは主にビジネスで使われることが多いでしょう。今日では副業として様々な仕事を兼任するなど、その働き方はより多様性を増しています。そんな中で利用されているのが、このスキルシェアサービスです。こちらもインターネット上のプラットフォームを介して個人間でスキルをシェアすることで成り立っています。まさに、“シェアリングエコノミー”と言えるでしょう。

お金

お金をシェアするというと少しイメージが難しいかもしれませんが、例えば、クラウドファンディングが挙げられます。お金をシェアすることで、資金が足らなくても自分のアイデアを世界に広められる可能性が出てきます。

また、お金を集めた人は、リターンとして出資者へ返礼をすることで、お金をシェアするシェアリングエコノミーサービスが成り立ちます。これまでにも優れたアイデアに出資が集まり、商品化して世に出た事例もたくさんあります。これがお金をシェアするシェアリングエコノミーです。今後も注目を集めていくでしょう。

以上5つが代表的なシェアリングエコノミーのサービス例になります。いかがでしょうか。5つの例を見て、ピンと来た方もいたのではないでしょうか。 紹介した5つのサービスは今後もますます拡大していくことが予想されています。

では、ここからはこれらのサービスについて、より具体的にその内容を見てみましょう。

大解剖!誰もが知っているシェアリングサービス「フリマアプリ」有名サービスの具体例も!

シェアリングエコノミーの中で一番イメージしやすいのが、この“フリマアプリ”ではないでしょうか。2019年に経済産業省が公表した2018年の電子商取引(EC)市場に関する調査結果によると、フリマアプリ市場は前年比3割以上の高い伸びとなり、6392億円まで拡大したことが分かっています。同調査によると、2018年のフリマアプリ市場規模は6392億円まで拡大しており、2年間で2倍に成長したことが示され、これはフリマアプリの登場からわずか6年で6000億円超の巨大市場が形成されたことになります。

また、本調査でのフリマアプリ市場とは、ネットを介した個人間売買のうち、売り手が価格を決めるサービスでの流通額を指しており、国内では2012年に登場したフリル(現ラクマ)が初のフリマアプリとされています。ここ数年でいうならば、有名人を起用したテレビCMでもお馴染みの“メルカリ”が、主婦や若者層を開拓し、フリマアプリ市場をけん引しています。

この章のタイトルでもあります“誰もが知っているシェアリングサービス「フリマアプリ」”と言えば、やはりこの“メルカリ”が挙げられるのではないでしょうか。メルカリを利用することで、自宅にある物品への購入希望者が現れた時に、お互いが金額などを合意した上で、物品の取引を行うことができます。

また、メルカリを利用する事で自宅にある物品も簡単に売ることができるため、商品の売却を意識して購入する人も増えていくでしょう。「あとで売れる」という気持ちが生まれることは、市場の活性化にも繋がるのではないでしょうか。

ちなみに、この“メルカリ”という言葉の意味を、皆さんはご存じでしょうか。メルカリの公式ホームページでは、メルカリの名前の由来を以下のように説明しています。

『マーケット』という言葉の起源であり、ラテン語で「商いする(mercari)」という意味です。「個人間で、あんしん・あんぜんに取引を行えるマーケットにしていきたい」という思いを込めています。

 

私もなんとなく“メルカリ”という言葉を使っており、名前の由来がラテン語からきているという事は知りませんでした。今ではすっかり浸透している“メルカリ”という言葉ですが、その覚えやすさもここまでサービスが浸透した理由の一つかもしれませんね。

この章では、“誰もが知っているシェアリングサービス”として、フリマアプリ(主にメルカリ)の紹介をさせていただきました。では、次の章ではクラウドソーシングや、スキルシェアなど、“自分が持っているスキルをシェアするサービス”について、その事例を見ていきましょう。

 

 

自分のスキルもシェアできる?!あなたは何をシェアする?クラウドソーシングやスキルシェアのサービスといえばこちら!

前章では誰もが知っているシェアリングサービスとして、フリマアプリの市場規模や、代表的なフリマアプリ、“メルカリ”についてのご紹介をさせていただきました。

さて、この章ではタイトルの通り、“自分が持っているスキルのシェア”について、ご紹介をさせていただければと思います! まず初めに、この章のタイトルにもあります“クラウドソーシンング”という言葉について、皆さんはご存じでしょうか?

クラウドソーシングとは、不特定の人や群衆を意味する「crowd(クラウド)」と、業務委託を示す「sourcing(ソーシング)」を組み合わせた造語の事を指します。 主に企業が自社の業務を不特定多数の人に業務委託する業務形態を指しますが、インターネットを活用している点に大きな特徴があります。

クラウドソーシングの一般的なモデルは、発注者がインターネットを介して外注したい業務への応募者を募り、業務者を選定・依頼するというものです。 必要なときに必要な人材やスキルを気軽に調達することが可能なため、近年、クラウドソーシングを活用する企業が増えているという点も押さえておきましょう。

では、具体的なサービスの事例を2つ紹介させていただきます!

ココナラ

ココナラは、スキルをシェアするシェアリングエコノミーサービスです。 得意なことを売り買いできるサービスと言えるでしょう。

例えば、もしあなたが絵を描くことが得意であるならば、似顔絵を描いてTwitterのアイコン用として販売し、収入を得られるかもしれません。 ココナラを使えば、他にも、翻訳や占い、デザイン、プログラミング、音楽や動画編集など、幅広いスキルシェアを期待することができます。 まさに、“ここなら”、様々なスキルを外注することにより、足りないスキルを補うことが期待できるでしょう。

Crowd Works

Crowd Works(クラウドワークス)はココナラと似ているサービスで、こちらもスキルをシェアするシェアリングエコノミーサービスになります。

このサービスを使うことで、スキルがなくて困っている人と、スキルを利用してお金を稼ぎたい人とをマッチングすることができます。例えば、もし文章を書くのが得意なのであれば、Crowd Worksで1文字○円のWeb記事を執筆することでお金を稼ぐことができます。 その他にも、アプリ設計などができる場合は、高単価の仕事を請け負える可能性もあります。 Crowd Worksを通して、継続的にお仕事を稼いでいる人もたくさんいるようです。 このように、Crowd Worksを上手く利用すれば、自分のスキルをお金に変えることができます。

ここでは2つのサービスを紹介させていただきましたが、このように、スキルシェアサービスの特徴としては、 ①必要なスキルをすぐに外注することができる。 ②自分のスキルをお金に換えることができる。 といったような、特徴が挙げられます。

仕事を外注したい人も、仕事を探している人も、これらのシェアリングエコノミーサービスを利用すれば、お互いがwin-winの関係でマッチングできるという点も、スキルシェアの大きな特徴と言えるでしょう。

クラウドソーシングと言えば、“ライティング”や“プログラミング”などをイメージされる方が多いように思われますが、スキルのシェアに関しては、今後も様々なサービスが誕生することが予想されています。さて、次に流行るスキルシェアサービスは何か。可能性は無限ですね!

クラウドファンティング、スペースシェア。「お金」と「場所」のシェアリングサービスはまだまだ拡大中!

さて、このクラウドファンディングやスペースシェア等、“お金”と“場所”のシェアリングサービスについても忘れてはいけません。 この2つもシェリングエコノミーを語る上では欠かせないサービスになっており、現在さらなる拡大を見せております。

まず、“お金”のシェアリングサービスについてですが、その市場規模はいかがなものでしょう。

日本のシェアリングエコノミーについては、民泊やライドシェアをきっかけに広がりを見せつつあります。 近年ではこの他にも、多種多様な産業や商品にシェアリングサービスが浸透してきています。

クラウドファンディングなどのお金にまつわるシェアも例外ではなく、矢野経済研究所が2017年に国内のクラウドファンディング市場を調査したところ、2013年度では約125億円だった新規プロジェクト支援額が、2016年度にはほぼ6倍の約746億円に達していることが分かっています。 そして2017年度は約1,090億円(前年度比46.2%増)になるという見込みがたてられており、実際にますます市場規模が拡大しております。

一方で、2018年7月に内閣府が発表した「シェアリング・エコノミー等新分野の経済活動の計測に関する調査研究」では、シェアリングエコノミー全体の市場規模は4,700億〜5,250億円という見通しがたっており、このうち「お金」にまつわるシェアが150億〜200億円という発表もありました。

今後ますます市場の拡大が予想されるクラウドファンディングですが、このクラウドファンディングには主に5つの型があります。併せてそれらも見てみましょう。

①株式型

不特定多数の人々と少額の株式を売買することで資金調達をする方法です。資金調達側にとってはノーリスク・ハイリターンとなるこの型は、時代のニーズにマッチしたサービスや商品を開発・展開しようとするベンチャー企業が多く活用しています。

②貸付型(ソーシャルレンディング)

「融資型」とも呼ばれ、果たしたい目的を持つ企業・個人に対して投資家が資金を貸し付けるクラウドファンディングです。資金調達側は小口の資金を集めることで大口にすることができ、投資家側は投資元本に加え、利息を受け取ることができるメリットがあります。

③ファンド投資型

クラウドファンディングを通して匿名の投資家がプロジェクトや事業に投資するもの。投資家は特典となるサービスや商品の提供・資金調達によって実現した売上の一部を受け取ることができます。

④購入型(支援者に対し物品などを提供)

起案者がクラウドファンディングを通じて資金調達をして事業が実現したとき、その成果である商品やサービスを支援者に提供するものです。いわば、商品やサービスを事前購入してもらう形での資金調達法になります。

⑤寄付型(支援者への見返りがないのが一般的)

通常の寄付と同様ですが、インターネットを通じて広く寄付を募るものはクラウドファンディングとして扱われます。これはあくまでも非投資の「寄付」であり、見返りのない場合がほとんどです。

以上のようにさまざまな型が生まれ、今やクラウドファンディングは単なる資金調達の場ではなくなってきています。 事業拡大だけではなく、商品やサービスのテストマーケティング、広告宣伝・販売促進としての活用などでも効果を発揮し始めている事が分かっています。

また、多くの支援者を集めることで、市場性があると判断した金融機関がプロジェクトに融資するなど、クラウドファンディング市場と金融機関の連携強化も進んでいます。

以上が“お金”のシェアリングサービスになりますが、次に“スペース(場所)”のシェアリングサービスについて見てみましょう!

スペースシェアについての事例を紹介させていただくと、 Airbnb(エアビーアンドビー)いうサービスが挙げられます。  Airbnb(エアビーアンドビー)とは、部屋を探している人と、部屋を貸してあげる人をマッチングさせる“スペースシェア”のマッチングサービスです。

例えば、自分が住んでいる家に空室があれば、宿泊費をもらって人に住んでもらうことができます。日本を旅行している外国人バックパッカーからすれば、Airbnbを利用することで、通常のホテルに泊まるよりも費用を抑えることができるというメリットがあります。 部屋を貸す側としても、空き部屋を利用することで家賃の負担を減らすことができます。

Airbnbは、場所をシェアするシェアリングエコノミーサービスとしての一つの事例ですが、その他にもスペースシェアには駅の空きスペースをビジネススペースとして利用しているものなど、 場所がある限り、そこには様々なシェアを連想することができます。 スペースシェアについても、スキルシェアと同様、無限の可能性が考えられますね!

 

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まとめ

さて、今回は話題のシェアリングエコノミーサービスについて、サービスの事例やビジネスモデルなど、前回より具体的なものをご紹介させていただきました。 シェアリングエコノミーとは、個人が持つ資産を貸し出したり、不特定多数の人たちで共有したりする経済の動きを表しますが、共有できる資産は有形・無形を問いません。 車やマンションの自室を、自分が使用していない時間に貸し出すこともできれば、知識や技術を他者と共有し、相手の疑問や悩みを解決して報酬を得ることも可能になります。

近年では、企業がシェアリングエコノミーを活用するケースも増えてきており、  たとえば、コロナ禍でテレワークが進展する中、オフィスの空いたスペースをどのように有効活用するかという課題に対しては、社員が自宅で仕事をするようになれば広大なオフィススペースは無駄になります。そこでオフィス内の遊休スペースを、荷物の一時預かりやトランクルームとして活用できるでしょう。

これもシェアリングエコノミーの一例です。 空いたスペースを貸し出すことで、事業者にとってはコロナの影響で減少した売上を補填でき、利用者は便利なサービスを低コストで利用できるため、双方にとってメリットがあります。

上記のようにシェアリングエコノミーは、個人・企業共に活用の方法が幅広く、今後さらに注目度が高まっていくことが予想されています。

今回はいくつか事例を出しながら、シェアリングエコノミーサービスについてのご紹介をさせていただきました。 今後もますます、このシェアリングエコノミーサービスから目が離せませんね!

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

この記事の執筆・監修者
Aidiot編集部
「BtoB領域の脳と心臓になる」をビジョンに、データを活用したアルゴリズムやソフトウェアの提供を行う株式会社アイディオットの編集部。AI・データを扱うエンジニアや日本を代表する大手企業担当者をカウンターパートにするビジネスサイドのスタッフが記事を執筆・監修。近年、活用が進んでいるAIやDX、カーボンニュートラルなどのトピックを分かりやすく解説します。

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