新規事業立ち上げ時はチームが重要!?メンバーと役割をご紹介!

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なぜ新規事業立ち上げ時にチーム作りが必要?

新規事業立ち上げ時は、チーム作りが必要不可欠です。一説にはプロジェクトの成否を大きく左右すると言われているぐらい、十分なチーム作りなくして新規事業の成功は望めません。

新規事業には、同じ目的と志を持ったチームで取り組むのがベストです。チームには共同体の性質がありますが、意志疎通ができてお互いに協力し合うチームでなければ、新規事業の課題をなかなか解決できません。つまり、新規事業にはチームでアプローチするのが適しているので、必然的にチーム作りが必要となります。

 

新規事業立ち上げ時に必要なチームメンバーと役割

新規事業立ち上げの際には、さまざまなチームメンバーが必要です。特にプロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダー・プロジェクトメンバー・ファシリテーターは、チームにおいて欠かせない存在です。それぞれの役割について解説します。

プロジェクトマネージャー

新規事業全体を見渡し、正しい方向へと陣頭指揮を執る総責任者です。プロジェクトマネージャーなしに新規事業は成立しないと言えるほど重要な役割です。

計画をもとにしたスケジュールの決定をはじめ、人員・予算・進捗・品質・納期・リスクといった項目をそれぞれ管理します。もちろんチーム内だけに目を配れば良いわけではなく、時には表立って対外的な交渉も務めなければいけません。最も大切なのは管理能力ですが、それ以外に俯瞰的な視野と冷静な判断力、コミュニケーション能力なども求められます。

プロジェクトリーダー

新規事業における各担当部門の最高責任者で、役職からイメージできる通り強いリーダーシップを求められます。スケジュールの管理、課題の解決、メンバーへの指示、他部門との連携など、こなさなければいけない仕事は多岐に渡ります。また、自身もチームに入って業務に携わるため、実務的な能力を備えてないとプロジェクトリーダーにはなれません。新規事業において非常に重要な役割を担っています。

プロジェクトメンバー

新規事業で実務を担当するため、基本的には人数が最も多いです。各実務をこなすのに適した専門スキルを有していたり、チーム内の輪を乱すことなくスムーズに連携できる人材が向いています。

ファシリテーター

新規事業の調整役で、プロジェクトマネージャーを献身的にバックアップする役割です。規模が小さい場合はそれほど必要とされませんが、大きい場合はプロジェクトマネージャーと同じぐらい重要です。特に組織の各部門からプロジェクトメンバーがバラバラに選出されている場合は、ファシリテーターの活躍に期待がかかります。なぜなら部門間の調整をしたり、問題が起こった時に事態を収拾したりなどの機会が多いからです。ファシリテーターがいることで、プロジェクトマネージャーの負担を軽減できます。

新規事業立ち上げ時に必要なチーム能力

新規事業を立ち上げてチームを作るには、さまざまな能力が求められます。能力が偏ると良いチームにならないので、バランスを考えてチームを編成しないといけません。特に必要な能力と言えるリーダーシップ・共通認識・論理的思考について解説します。

リーダーシップを張れる人がいるか

プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーは特にそうですが、リーダーシップを張れる人がチーム内には絶対的に必要です。これから新しいビジネスを始める新規事業なので、人を引き連れてリーダーシップを張れる人がいないと前に進みません。

また、新規事業は決断を迫られる局面が多々あるので、ある程度責任を負った上でリーダーとして決断できる人が理想的です。リーダーシップを張れる人がいないと、新規事業はどうしてもまとまりを欠いてしまいます。

共通認識・共通語を理解できるか

チームメンバーがそれぞれ別の方向を向いていたのでは、チームを作る意味がありません。そのため共通認識・共通語を理解できる能力は非常に重要です。共通認識・共通語をもとにどんなアクションを起こすのか常に考えられる人が、新規事業のチームには向いています。逆に他人への配慮に乏しくスタンドプレーに走りがちな人は、新規事業のチームに好ましくありません。

論理的な思考ができるチームか

主観や感情論はどうしても客観性に欠けるので、そうではない論理的な思考が求められます。たとえば新規事業について他者に提案や説明をする際に論理性を著しく欠いていると、説得力に乏しくなってしまいます。新規事業への熱意まで捨てる必要はありませんが、ベースに論理的な思考があると他者からの共感や賛同を得やすくなります。周りの人を巻き込んで新規事業を進めるには、論理的な思考による説得力がカギです。

 

新規事業でチームに入れるべき人

新規事業でチームに入れたい人とは、具体的にどんな人でしょうか。ポイントは新規事業経験者と将来有望な幹部候補の人材です。どちらもチームに入れるべき人ですが、いったいどうして入れるべきなのかをそれぞれ簡単に解説します。

新規事業立ち上げ経験者

メンバー全員を経験者に限定する必要はありませんが、少なくとも1人は経験者を入れるとチーム内の統率が取れやすくなります。経験者だけが知る目標へのアプローチ方法や問題への対処方法は、チームが前に進む上で非常に役立ちます。もしも未経験者だけが占めていたら、誰も自信を持ってアプローチや対処ができないでしょう。

また、すでに新規事業を1度経験しているなら考え方に筋が通っているため、他のメンバーも素直に従いやすいです。

将来幹部候補の社員

将来幹部候補の若手社員は経験に乏しい一面があるものの、だからこそ抜擢する意味があります。新規事業はメンバー同士が意見をぶつけ合い、ともに成長できる場所です。座学やテキストでは学べない貴重な経験ができるので、将来幹部候補の社員はチームにできる限り入れましょう。優秀な社員が育つ良いきっかけになります。実践経験に勝る学びはないということです。

 

チームメンバーが足りない際はどうする

もしもチームメンバーが想定する人数に足りない際は、足りない部分をどうにかして補わなければいけません。人数不足の状態では、チームがまともに機能しない恐れがあります。補充の方法は主に2つで、自社でプロ人材を採用するか外部コンサルタントを利用するかです。どうすれば良いのかを見ていきましょう。

自社でプロ人材を採用する

もしも新規事業の開始までに時間的な猶予がある場合は、自社でプロ人材を採用しましょう。採用希望者に必要な役割をこなせるかどうかをしっかりと見極めなければいけないものの、自社で採用できるならそれに越したことはありません。もちろん新規事業が終了した後も、自社の戦力になってくれることを期待できます。新規事業の立ち上げを機に有能な人材を採用できれば一石二鳥です。自社の将来まで見据えて採用をおこないましょう。

外部コンサルタントを利用する

新規事業の開始までに時間的な猶予がなく悠長に採用をおこなってられない場合は、即戦力を期待できる外部コンサルタントを利用しましょう。コストはかかりますが、スピード感を最優先させるなら外部コンサルタントを頼るのが最適です。外部コンサルタントの中には、ピンポイントで新規事業を専門にしている場合もあります。それなら不安はないですし、新規事業に対してコンサルティングしてもらうことも含めて期待できます。明確に役割を与えた上で任せれば、しっかり仕事をしてもらえます。

 

まとめ

新規事業立ち上げ時にとても重要となる、チーム作りについて解説しました。新規事業には、チームでアプローチするのが適しています。チームメンバーと各役割についても解説しましたので、それぞれの役割に合った人材を選出しましょう。また、チームに必要な能力と、適した人材についても紹介しました。経験者と若手の幹部候補社員を、最低でも1人は入れるのがおすすめです。チームに十分な力があれば、新規事業は成功しやすくなります。

 

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・阪急阪神ホールディングス
・株式会社エイチ・アイ・エス
この記事の執筆・監修者
Aidiot編集部
「BtoB領域の脳と心臓になる」をビジョンに、データを活用したアルゴリズムやソフトウェアの提供を行う株式会社アイディオットの編集部。AI・データを扱うエンジニアや日本を代表する大手企業担当者をカウンターパートにするビジネスサイドのスタッフが記事を執筆・監修。近年、活用が進んでいるAIやDX、カーボンニュートラルなどのトピックを分かりやすく解説します。

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