新規事業のアイディア創出方法とは?現在のトレンドもご紹介!

新規事業のアイディア創出方法とは?現在のトレンドもご紹介!

新規事業のアイディアを考える時に良いアイディアが思い浮かばず悩む人も多いでしょう。どのように考えたらいいかわからない人も多いです。

今回は新規事業のアイディアを創り出す方法について、一つ一つ詳しく解説します。

また、新規事業のトレンド10選も紹介しますので参考にしてください。

 

新規事業のアイディア創出方法とは?

顧客の課題を考える

新規事業のアイディアを創出するには顧客の悩みを考えることが重要です。顧客の不満や悩みを解消するサービスは利益に直結することがあります。ほとんどの市場ではまだ「買い手」が有利です。価格ではなく、いかに素早く顧客の悩みを解決するかで顧客の獲得数も変わってきます。

顧客が何に悩み、何に不満を持っているかを知ることが重要です。さらに、その悩みをどう解消できるかも考えることで顧客が求めているものが掴めるはずでしょう。

自社の強み・アセットを生かす

自社の強みとは所有している経営資源のうち、他社よりも優れているものになります。経営資源はヒト、モノ、カネ、情報の4つです。それらを最大限活かすことで自社の強みが出てきます。アセットは資産や財源です。アイディアを創出するには現状所有している資産を最大限に活かし、自社にしかできない強みを出すことが重要です。

他業界での成功事例を生かす

成功事例を活かすことはとても大事です。新規事業ではアイディアを創出するのはそう簡単ではありません。そのため興味がある他業界の成功事例をチェックするといいでしょう。実際に成功事例をもとに事業を始めれば自社には何が足りないかなど課題を見つけることが可能です。さらに、成功事例を活かして新たなアイディアを創出することもできるでしょう。

競合との差別化ポイントを見つける

新規事業を行う中で競合に差をつけることが大事です。特に競合と自社は何が違うのかを見つけなくてはなりません。差別化するには「価格が他社よりも安いのか」「同じものでも明らかに他社と違うもの」「オリジナルである」ことが大事になってきます。

参入領域のバリューチェーンを見直す

バリューチェーンとは製品の製造や販売など、すべての活動を通じた価値の連鎖のことです。参入領域の商品やサービスがどのように活動を経て顧客に届いているかを見直します。そして、どこで顧客満足を生み出し利益を出しているかが把握できるしょう。

社会課題を解決する

社会課題には、環境、災害、人権、医療などさまざまな分野があります。ここ最近注目されているSDGsが必要とされるのも社会課題への認識が高まったからです。社会課題を解決するには、これまでにないビジネスモデルを一から考え出す必要があります。SDGs関連の場合はまだまだ開拓の余地があるでしょう。

世の中のあるべき姿に合わせる

世の中で何が起こっているか、なにが必要とされているかを把握しなくてはいけません。例えば、新型コロナウィルスが初めて日本で発見された時、大勢の人がマスクやアルコールを求めて探し歩きました。だから、新たにマスク事業に参入した企業も多いです。このように世の中で何が必要とされているかを考える必要があります。

将来を予測する

将来を予測するには現状の問題を把握することが大事です。例えば、現在新型コロナウィルスが社会的問題となっています。この問題で多くの人は外出を自粛し、仕事も在宅勤務をする人が増えました。今後、この問題が解決されれば人々の生活はどう変わるのか、仕事もどう変わるのかが注目されています。将来を予測するには現状の問題を把握することで良いアイディアが出しやすいでしょう。

アイディアを組み合わせる

アイディアを組みわせることで全く違うものを創り出すことができます。1つにこだわるとアイディアが偏ってしまいます。偏ると良いアイディアも創りだすことが難しいです。複数アイディアを考えて、それを組み合わせることで新たなものを創り出すことができるでしょう。また、悪いアイディアも違うものと組み合わせることで良いものを創り出す可能性が高いです。

新規事業のトレンド10選

新規事業を創り出す方法について詳しく解説してきましたが、具体的に新規事業のトレンドを10選紹介していきますので参考にしてください。

1.デジタル商品販売

新型コロナウイルスで家を自粛する人が増えています。感染対策のため公共機関でも人数制限を取るとこもありました。そのため、家でできることに注目が集まり、動画や音楽はもちろん、オンラインコースやeラーニングなど家で学べることも需要が増加しています。商品も好きな時間にダウンロードができるので人気です。

2.ハンドメイド販売

幼い頃からものを作るのが好きな方にはおすすめできます。他の人には真似できないオリジナル品を作ることでライバルと差をつけることが可能です。また、販売方法も動画やSNSを利用すれば多くの顧客を獲得する可能性も十分あるでしょう。

3.空きスペースの賃貸

新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受け、多くの人は在宅で仕事をするようになりました。ただ、部屋に仕事する空きスペースがない人も多いので空き部屋のレンタルの需要が増加しています。また、ボードの板などワンシーズンにしか使用しないものを家に置かずに倉庫に預けるようなサービスも需要が増加中です。

4.コンサルタント業務

企業や個人の専門的なアドバイスをする仕事です。
資格があれば優遇されますが、スキルがない業務でもニーズが高ければ自宅に居ながらでも安定した収入を獲得することができます。

5.アプリケーション開発

スマホは今や1人1台持つ時代です。人々のニーズをうまくくみ取り、アプリを開発すれば大きな収入が期待できるでしょう。例えば、「トリマ」といった万歩計アプリです。歩いた数に対してポイントが獲得できます。また獲得したポイントは商品や他社のポイントにも交換できるので非常に利便性が高く、主婦層などに人気です。また、外出自粛で運動不足が解消できるアプリとして効果があります。このようにニーズをうまく汲み取ることが大事です。

6.食品廃棄物の販売

現在、私たちの生活では多くの食品が廃棄されています。それにより環境問題にも繋がり、大きな社会問題となっています。この問題を解決する動きをすれば大きなビジネスチャンスでしょう。例えば、見た目の悪い野菜などを低価格で販売することや、小さい魚などはセット販売にするなどアイディアが豊富です。

7.リモートワークに対応したサービス

新型コロナウイルスで多くの人が在宅勤務をしています。また、企業によっては交代制で出勤したり在宅勤務をしたりしています。在宅勤務で困るのが「食事」です。出勤の際は社食を利用できますが、在宅だと利用できません。ここ最近この問題を解決するために在宅勤務向けの社食サービスが普及しています。ネット上でチケットを購入して提携している店に来店するだけで利用できる仕組みです。

8.ヘルスケアサポート

新型コロナウィルスで多くの人が健康について深く考えるようになりました。さらに、在宅勤務や外出自粛など慣れない生活でストレスを抱えている人も増えています。このような問題をサポートするためにアプリや動画が提供されています。

9.eスポーツ関連事業

e-スポーツは日本ではまだ大きく普及していませんが、世界の需要は多く、世界大会も開催されるほど人気です。最近日本では、e-スポーツのスクールを行なっている企業もあります。e-スポーツは今後も発展していく見込みがありますので、未来のスターを育成できるチャンスです。

10.レンタル業務

ここ数年でYouTubeの動画配信をする人も多いです。ただ、撮影に使用するカメラ機材が高額で種類も多く、実際に使用してもうまく使えない人もいます。そのため「ビックカメラ」ではカメラをレンタルして気に入れば購入してもらうシステムを開始しました。レンタル業務は需要が高く、気に入れば購入してもらえるので利益に繋がります。

 

まとめ

今回は新規アイディアを創出する方法について解説してきました。アイディアを創り出すには顧客の悩みを考え、自社の強みを活かすことを考えないといけません。そのほかにもさまざまなことを頭に入れてアイディアを創り出すことが重要です。もし、浮かばない場合は他業界の成功事例を活かすことやアイディアを組み合わせることで新たなアイディアを創り出すことができます。さらに現代の問題を把握することで、世の中にあるべき姿に合わせることができ、将来を予測したアイディアを創り出すことができるでしょう。

 

 

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この記事の執筆・監修者
Aidiot編集部
「BtoB領域の脳と心臓になる」をビジョンに、データを活用したアルゴリズムやソフトウェアの提供を行う株式会社アイディオットの編集部。AI・データを扱うエンジニアや日本を代表する大手企業担当者をカウンターパートにするビジネスサイドのスタッフが記事を執筆・監修。近年、活用が進んでいるAIやDX、カーボンニュートラルなどのトピックを分かりやすく解説します。

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