近年、起業をする方が増えてきています。企業にはリスクを伴いますが、ITの発達により、以前よりも個人で会社を起こしやすくなってきました。
ですが、起業するためには、どんな事業を行っていくのかということが、まず最初に考えることになります。
アイディアが簡単に思いつくかといえば容易ではないでしょう。アイディアをどのように発見し、新規事業を立ち上げていくのか、プロセスを解説していきます。
トレンドをしっかりキャッチできるセンサーを春には?新規事業アイディアの7つの発見方法
新規事業を立ち上げるために、アイディアがまず必要になります。
近年の情報化社会により、情報が溢れ、だれでも情報を得やすくなってきています。手軽に情報を得られる流れにより、トレンドなどの情報のスピードが格段に早くなりました。
アイディアの基になる情報が多いにも関わらず、殆どの人が見つけられません。
理由は、アイディアの見つけ方を知らない人が多いからです。
新規事業に必要なアイディアの見つけ方について解説していきます。
1.世の中の「不」を考えてみる
普段生活をしていて、なんとなく不便に思うことがあります。ですが、普通に生活していて特に気にしていないことが多いです。
普段なんとなくやりづらい、不便だなと思うことを、どうしたらもっと快適にできるのか考えることが出来れば、新規事業のアイディアに繋がるでしょう。
小さなことにも目を向けて、常に周りにあるアイディアに気づけるようにマインドを少し変えてみましょう。
2.組み合わせを考えてみる
現在当たり前に使われていることのほとんどは既存の組み合わせであることが多いです。0から生み出すのではなく、1から無限に繋げていくことで無限に広がっていきます。
有名な話だと、iPhoneはその一つと言えるでしょう。スマートフォンは、今では珍しくない当たり前の物になりましたが、iPhoneが発表された時は人々を驚かせました。ですが、携帯電話に音楽プレーヤーとパソコン並みの処理速度を搭載した、既存の組み合わせといえるでしょう。
このように、一見関わりのないものでも、組み合わせ次第で無限のアイディアを考えることができます。
3.既存企業の強み弱みを考えてみる
新規事業を立ち上げる際、まず現在の企業の強みと、企業としてあまり得意ではない弱みを考えてみることがオススメです。
まずは、自分や企業の長所や短所を分析することで、何が利用できて、何が難しいのか理解できます。他にも、他企業には出来ないこと、自分や自企業なら出来ることが見えてくるため、新規事業のアイデアに一歩近づくことが出来ます。
自分や、企業を客観的にみて分析をすることがまず大切でしょう。
4.成功事例を他業種で考えてみる
成功している事例を、別業種で利用できないか考えることはとても有効です。例として、物を売る、という事業内容であれば小売り業で成功した事例を、サービス業に利用するとどうなるのかを考えるということです。
小売店で、サブスクリプション方式での販売が成功していた場合、商品はありませんが、サービスをサブスクリプション方式で売るという利用ができます。
小売り業とサービス業では売り物は違いますが、売り方の方式を利用することは出来ます。このように、成功例を別業種で利用することで、画期的なアイデアへと変貌することがあ
ります。
5.付加価値を考えてみる
今まで重要視されていなかったものに、価値を付けて提供するという考え方があります。
世の中に出回っているものに、自分や自社の強みをつけて世の中に売り出すだけで、周りの物に比べて価値の高いものになります。
同じ業種でも、まだ出ていない新しい商品や、やり方を考えてみるという方法も、付加価値になります。新しいものが画期的なものであればあるほど、同じ種類の商品やサービスがより価値の高いものになります。
常に他と比べてどう違うことができるのか、高い価値をつけるには製品がどのように変われば良いかなどを考えておくと、付加価値のある新規事業アイディアに近づくでしょう。
6.他社の成功事例をまねてみる
他社が行っている事業や方法を真似するやり方があります。
ですが、そのまま真似をするだけでは成果が得られにくいです。真似をしながら、改善点も同時に見つけ、自社ならもっと良くできることなどを分析し、利用する必要があります。
様々な事業の事例を研究し、どうして成功したのかを分析し、広く物事を捉えることで、アイディアを生み出すことができるでしょう。
7.理想の世界を考えてみる
アイデアは実はシンプルで、こうだったらいい、こうなっていたら便利、などの理想を現実にすることで生まれることも多いです。
こんなものがあれば便利なのに、と思ったのでしたらそれをそのまま作れば、アイデアの一つを形にすることができます。ですが、そこに人々のニーズがあるのかどうかという客観的視点があると、事業のアイディアとしてより現実的なものになります。
常日頃から、自分の理想の世界を考える続けることで一つアイデアが思い浮かび、それを客観視し、査定する習慣をつけるといいでしょう。
こんな着眼点が?!目からウロコの新規事業のアイディア事例
既存のアイデアを参考にすることで、新規事業のアイディアが思いつくこともあります。いくつかの例をみながら、新規事業のアイデアの事例をご紹介します。
MeeTruck
トラックのマッチングサービスです。空いている車両と、輸送してほしい会社をマッチさせるサービスで、電話などで連絡をとるなどの手間がかかっていましたが、アプリによってマッチしやすく、無駄を省き、手間のかからないニーズに沿ったサービスです。
Safie Pocket(サーフィーポケット)
リモート業務の難しい建築業界での、一部のリモート化を可能にするサービスです。Webカメラを使用し、現場と繋げることで、管理を可能にしています。通話機能もついているため、現場に対しての指示なども出来るようになっています。
普段当たり前の様に導入されているものを組み合わせ、全く異なるビジネスに発展することがあります。様々な事例を参考にして、アイディアを生み出していくと良いでしょう。
的を絞って狙い撃て!新規事業を起こす立ち上げプロセス
新規事業を起こすために必要なことがあります。ただ新規事業を起こすだけでは、成功率が下がってしまいます。新規事業を立ち上げるまでのプロセスを解説します。
課題を設定し新規事業計画を考える
新規事業を起こすにあたって課題をまず考えます。新規事業計画を作る際に課題となる部分を洗い出し、何が障害となるかを考え、乗り越えるために何が必要かを考えます。
事業領域を決定する
行う事業を考えたら、市場調査を行い、どこの業種に対して需要があるのかをリサーチします。これを行うことで、ターゲットから外れた事業にならずに狙ったターゲット層にアプローチをかけられます。
新事業のビジョンを明確にする
どのような事業でどのような理念で進めていくのか明確にすることが大切です。ビジョンが明確ではないと、計画を進めていく中で方向性が変わってしまい、上手くいかなくなってしまう可能性があります。
マーケットサイズ・成長性を考える
新規事業で進めていく業界の成長性を考える必要があります。今後、大きくしていく上でマーケットのサイズは、新規事業の将来性に関係してくるため、入念なリサーチが必要になります。
ターゲット顧客を考える
ターゲットとなり顧客がどのような層なのかを考えます。大きくみることも大切ですが、ペルソナ設定をし、ターゲットとなる顧客を詳細にしておくことで、狙うターゲット層に的確にアプローチができます。
具体的に必要な人・モノ・カネを考える
事業に必要な人材、資材、費用を考えます。人、モノ、カネは事業にとってどれをとってもなくてはならないものです。どのくらいの費用で、必要となる物はどれか、どの程度の費用がかかるのかを明確にしましょう。
詳細な事業計画を書く
具体的に何をして、どうしていくのかを、詳細に事業計画に書き、早めに実行する必要があります。詳細に書くことで、何をしたらいいのか明確にすることができるため、どこから始めたらいいのか、何が問題なのかが分かるようになります。
自社技術から探す
自社技術を起点とする方法だ。自社で保有する技術、特に既存事業を支えるコア技術を起点に新たな事業を展開することができれば、事業化を実現しやすいだけでなく、新たな市場でも優位性を得られる可能性が高い。一方、技術を起点としてアプローチする場合、市場と結びつけて考えることができなければ、事業として成立しない恐れがある。技術とニーズをつなげて市場性や事業性を考慮する必要があるのだ。
新規事業立ち上げから最速リリース?!おすすめのサービスはコチラ!
アイデアの見つけ方や立ち上げプロセスの次のステップは何でしょう?
コストを抑えるために自身でプログラミングを学びますか?新規事業の鮮度が落ちてしまいます。こだわりたいからスゴ腕エンジニアを雇いますか?コストが嵩み事業どころでなくなってしまうかもしれません。
機能もこだわりたい!コストも抑えたい!リリースまでの時間も節約したい!とお考えの企業の方にもお勧めできるサービスがあります。
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まとめ
アイデアは様々なところにヒントが落ちています。
少し視点を変えることで、今までとは違う物の見方ができ、アイデアを見つけることができるでしょう。アイデアと新規事業の立ち上げ方を理解し、正しいプロセスで事業を行いましょう。
・トヨタ自動車株式会社
・阪急阪神ホールディングス
・株式会社エイチ・アイ・エス「トヨタ自動車」の新規事業立ち上げにアイディオットのMATCHMENを活用
この記事の執筆・監修者
「BtoB領域の脳と心臓になる」をビジョンに、データを活用したアルゴリズムやソフトウェアの提供を行う株式会社アイディオットの編集部。AI・データを扱うエンジニアや日本を代表する大手企業担当者をカウンターパートにするビジネスサイドのスタッフが記事を執筆・監修。近年、活用が進んでいるAIやDX、カーボンニュートラルなどのトピックを分かりやすく解説します。