マッチングサイトというと多くの人が「出会い系アプリ、婚活系アプリ」を思い浮かべるのではないでしょうか?出会い系や婚活系はマッチングの「アプリ」というだけでマッチングサイトの市場の一部でしかありません。
「マッチングサイト」の市場規模はとても大きく、現在もそのシェア率を伸ばしています。今後もマッチングサイトの市場は大きく拡大していき、さらに多くの人に役立つサービスが生まれてくることは間違いないでしょう。
今回この記事では
・マッチングサイトの市場規模
・話題になっているマッチングサイトの種類
・話題のマッチングサービスを10個ピックアップして紹介
という内容を詳しく解説していきます。
この記事を読むことでマッチングサイトを構築する前に知っておくべきことがわかります。具体的なマッチングサービスを例に出して紹介するのでぜひ最後までご覧ください。
マッチングサイトとは?
マッチングサイトとは運営者が需要と供給を管理しながらマッチングさせるサービスです。マッチングサイトで登場するのは以下の3者です。
・運営者(サイト運営者)
・需要(必要としている人)
・供給(渡したい人)
例えば、代表的なマッチングサイトとして「クラウドワークス」というネット上でお仕事が依頼できるサービスがあります。クラウドワークス(運営者)が需要(仕事をしたい人)と供給(仕事をお願いしたい人)を管理して条件を満たす人同士(または企業)をマッチングします。
もし「クラウドワークス」というマッチングサイトがなければ、直接会いに行ってお仕事を依頼しなければいけません。つまり、ネットを介さなければ出会えなかった人同士をマッチングできるサービスなのです。
マッチングサイトの市場規模は?
マッチングサイトの市場規模は非常に大きく、世界中で急速に拡大しています。具体的な数字を見ると、2021年の調査によると、全世界のマッチングアプリ市場規模は、約279億ドル(約3兆円)に達しています。この数字は、2020年から約18%増加したものです。
この市場規模の増加には、マッチングサイトがオンラインでの出会いやビジネスにおいて、利便性と効率性を高めていることが大きく寄与しています。さらに、COVID-19のパンデミックにより、オンラインでの交流が一層増えたことも、マッチングサイト市場の拡大に拍車をかけています。
今後も、マッチングサイトの市場規模は拡大し続けると予測されています。特に、オンラインでのビジネスや出会いが一般的になるにつれ、マッチングサイトがますます重要な役割を果たすことが期待されています。
参考資料:
国内ビジネスマッチングプラットフォーム市場、2027年度は555億円と予測/ミック経済研究所
今話題のマッチングの種類とは?
今話題になっているマッチングの種類は主に3つあります。話題になっている背景としては「所有する時代」から「シェアする時代」に変化したからです。
つまり「使いたいタイミングで使いたい」という意識を持った人が増えてきました。具体例として話題になっているマッチングの種類を以下に紹介します。
空間(スペース)マッチング
空間(スペース)マッチングサービスは、ユーザーが使用したいスペースと、オーナーが所有するスペースをマッチングするサービスです。例えば、会議室、倉庫、シェアオフィス、イベントスペースなどが対象となります。空いているスペースを見つけたい人や、所有しているスペースを収益化したい人が利用することができます。
能力(スキル)マッチング
能力(スキル)マッチングサービスは、ユーザーのスキルや経験と、求めるスキルを持つ人をマッチングするサービスです。例えば、フリーランスのデザイナーとクライアント、講師と生徒、アルバイト探しの学生と求人を出す店舗などが対象となります。自分のスキルを生かしたい人や、スキルを必要とする人が利用することができます。
商品(モノ)マッチング
商品(モノ)マッチングサービスは、ユーザーが欲しい商品と、出品している商品をマッチングするサービスです。例えば、フリマアプリやオークションサイトが代表的な商品マッチングサービスです。ユーザーが欲しい商品を探している人や、自分が持っている不要な商品を売りたい人が利用することができます。
これらのマッチングサービスは、ユーザーにとって便利であり、オンライン上で出会いやビジネスをスムーズに進めることができます。
今話題のマッチングサービス10選
世の中には多様で便利なマッチングのサービスがたくさん存在します。ネットを活用することで多くのニーズを満たせることが分かっているからでしょう。
例えば「食べログ」はお店を紹介したい人とお店を探したい人をマッチングさせています。他にも「じゃらん」は宿を紹介したい人と宿に泊まりたい人をマッチングさせています。
このように多様で便利なマッチングサイトが溢れている中で、今話題のマッチングサービスを10種類ピックアップしてみました。役に立つサイトからちょっとマニアックなサービスなどありますのでぜひご覧ください。
Tinder
Tinderは、世界中で最も有名な出会い系アプリの一つであり、スワイプ機能を使ってユーザー同士をマッチングさせます。ユーザーは自分のプロフィールを作成し、相手のプロフィールを閲覧することができます。
https://tinder.com/ja
Bumble
Bumbleは、女性が最初にメッセージを送ることができる出会い系アプリです。マッチング後、メッセージを送ることができるのは女性からのみとなります。また、友達探しやビジネスマッチングにも利用できます。
https://bumble.com/ja/
ココナラ
個人で使うアイコンの制作から企業で使う動画やロゴの制作など、幅広いニーズを満たしマッチングさせてくれるサイトです。
相場よりも低価格で依頼できますが、質の高いクリエイターが多く在籍しているので満足のいく商品を手に入れることができるでしょう。
https://coconala.com/
Web幹事
ホームページ制作会社を探すサービスです。ホームページ制作を考えているけど、制作に掛かる費用の相場や依頼する会社の違いなど初めての時はわからないことが多いでしょう。
そんな時にWeb幹事を活用するとあなたの希望する条件に合った制作会社をマッチングしてくれます。
https://web-kanji.com/
akippa(アキッパ)
空いている駐車場を事前予約できるサービスです。都会のイベントに車で行って駐車場が空いてない場合、かなり高い駐車場に停めたり遠く離れた駐車場に停めたりとそんな経験をしたことはないでしょうか。
そんなときakippaを利用すれば事前に駐車場を予約できますし、高い駐車場に停めて無駄な費用を出すこともありません。
https://www.akippa.com/
Wantedly
Wantedlyは、ビジネスマッチングサイトであり、求人情報を掲載することができます。求職者は、自分のプロフィールを登録し、求人情報を閲覧することができます。
https://www.wantedly.com/
Pocket Concierge
Pocket Concierge(ポケットコンシェルジュ)は、日本の高級レストランの予約サービスで、マッチングサービスとしても機能しています。このサービスでは、予約したい日時や人数、予算などを指定すると、コンシェルジュがその条件に合ったレストランを提案してくれます。
このサービスでは、ユーザーが予約を希望するレストランと、レストラン側が受け入れたい予約の情報をマッチングさせることで、ユーザーが希望する条件に合ったレストランを選ぶことができます。また、Pocket Conciergeは、レストラン予約だけでなく、特別なディナーショーなどのイベントの予約も可能です。
https://pocket-concierge.jp/ja/
Peatix
Peatixは、イベントの企画や参加者募集を行うマッチングサイトです。イベント主催者は、自分のイベント情報を掲載し、参加者を募集することができます。一方、イベントに参加したい人は、イベント情報を閲覧し、参加申し込みをすることができます。
https://peatix.com/?lang=ja
ランサーズ
ランサーズは日本で最大級のクラウドソーシングサイトであり、マッチングサービスの一種です。ランサーズは、企業や個人が必要とする業務やプロジェクトを、フリーランスのクリエイターやエンジニアなどの専門家に発注することができるプラットフォームです。
https://www.lancers.jp/
社長メシ
企業の社長が学生をご飯に連れていく面白いマッチングの形です。
ただご飯を食べるだけでなく学生は社長に直接自分をPRできるし、社長は有望な若手を直に見定める機会になるでしょう。
https://shachomeshi.com/
まとめ
マッチングサイト市場の規模や多様な種類のマッチングサービスがあることを知っていただけたでしょうか? 「所有の時代」から「シェアの時代」に変わり、今後はより一層シェアリングという考えの浸透が予想されます。その中で、マッチングサービスの精度や効果的な繋がりが求められる時代となります。
私たちの製品「マッチメン」は、このニーズに応えるための先進的なツールとして開発されました。高いマッチング精度と効果的な繋がりを実現するサポートを目指しております。ご検討の際は、ぜひ私たちの製品も参考にしてください。
今回紹介したマッチングサイトもたくさんあるサービスのごく一部でしかありません。これからも増え続ける多様なサービスに注目していきましょう。
【支援企業】
・トヨタ自動車株式会社
「トヨタ自動車」の新規事業立ち上げにアイディオットのMATCHMENを活用
・阪急阪神ホールディングス
・株式会社エイチ・アイ・エス
この記事の執筆・監修者
「BtoB領域の脳と心臓になる」をビジョンに、データを活用したアルゴリズムやソフトウェアの提供を行う株式会社アイディオットの編集部。AI・データを扱うエンジニアや日本を代表する大手企業担当者をカウンターパートにするビジネスサイドのスタッフが記事を執筆・監修。近年、活用が進んでいるAIやDX、カーボンニュートラルなどのトピックを分かりやすく解説します。