Webサイト制作にかかる費用を調べていると、費用にばらつきがあって相場が分からない、という経験はありませんか?Webサイトにはさまざまな種類や追加できる仕様があるので、かかる費用の幅が広くなります。今回は、Webサイトの種類と、かかる費用の相場について解説します。制作したいWebサイトに適した制作会社の選び方についても説明するので、ぜひ参考にしてください。
Webサイトの種類
Webサイトのページには種類があります。代表的なページを5つ挙げて、説明します。
企業サイト
企業サイトとは、企業に関する情報を発信するサイトのことです。会社概要・取り扱い商品やサービス・主要取引先・会社沿革などを紹介しています。
ECサイト
ECサイトは、インターネットを活用して、商品やサービスを販売するサイトです。ECサイトは、モール型と自社サイト型の2つの種類に分けられます。モール型ECサイトは、既存のモールから提供されるシステム上に出店して商品・サービスを販売するECサイトのこと。楽天やAmazonなどが代表的なモール型ECサイトです。
自社サイト型ECサイトは、自社のECサイトを構築して、商品やサービスを販売する形式です。自社サイトの構築は、主に4つの方法があります。提供されたクラウドに構築されているASP、一般公開されている無償のプログラムを使用するオープンソース、必要なシステムや機能を持つショッピングカートシステムによって構築されたパッケージ商品、ECサイトをゼロから完全に作るフルスクラッチです。
ランディングページ
ランディングページとは、Webサイトに表示された広告やリンクをクリックした際に表示されるページのことです。LPやランぺとも呼ばれます。
オウンドメディア
オウンドメディアは、企業や個人が保有するメディアのことです。スタッフの雑記などを綴るCMS・テンプレートを使った簡易なサイト、ブログや動画のオリジナルデザインを使用したサイト、本格的な運用集客支援を含むサイトなど、仕様はさまざまです。
採用ページ
採用ページには、自社を志望する求職者に対して、求人情報を発信しています。募集要項や応募資格、採用プロセスなどが最低限必要な内容です。インタビュー記事や動画コンテンツを含むページも増えています。
各Webページの費用
各Webページを構築する際にかかる費用について説明します。どのようなページにするか、動画コンテンツなどを入れるかなど、Webページの仕様によって費用は異なります。制作するWebページにかけられるコストについて検討する際、以下の情報をぜひ参考にしてください。
企業サイト
企業サイトは10万円から300万円ほどが相場です。10ページ程度のサイトだと10~50万円ほどかかります。企業サイトに必要なページを揃えて、会社の魅力を伝えるパンフレットとしての企業サイトを作りたい場合は、最低でも50万円ほどの費用が必要でしょう。集客やブランディングまで取り組む際は100~300万円ほどが相場となります。
ECサイト
モール型
モール型は1番費用が安く、0〜10万円で構築できます。安価で簡易なECサイトを構築できるメリットがありますが、無料で運営できるわけではありません。モール型ECサイトでは、毎月のサービス利用料が必要な場合がほとんどです。利用規約を確認して、継続的にかかる費用を算出することが重要となります。
自社サイト型
自社サイト型は、どの仕様を選ぶかによって費用が変わります。費用を抑えたい場合はASP型かオープンソースを選びましょう。各ASPのテンプレートを活用する形式となり、本格的なカスタマイズはできないことが多いです。自由度の高いECサイトにしたい場合は、パッケージ商品かフルスクラッチで開発を依頼する必要があります。
ASP 10〜100万円
オープンソース 10〜100万円
パッケージ商品 100~500万円
フルスクラッチ 500万円〜
ランディングページ
ランディングページには商品を訴求し、成約につなげる目的があります。ページに求めるクオリティによって費用が変わります。
価格重視の簡易サイト 0〜10万円
デザイン性を重視したサイト 10〜30万円
オリジナリティーを追求したサイト 30〜60万円
プロによる本格的なマーケティングサイト 50万円〜
オウンドメディア
オウンドメディアの仕様はさまざまなので、費用の幅も広くなります。予算を抑えたい場合の簡易サイトは、無料のCMSを使用する形式です。CMS選びで迷ったら、最も有名なWordPressがおすすめです。テンプレートではないオリジナルデザインを取り入れる場合の相場は最低20万円から、本格的に集客したい場合は100万円以上と考えておきましょう。
CMS・テンプレートを使った簡易なサイト 5〜20万円
オリジナルデザインを使用したサイト 20〜100万円
本格的な運用集客支援を含むサイト 100〜300万円
採用ページ
近年、採用ページの情報を重視する求職者が増加しており、事前に社風や働き方が自分に合っているかをチェックしています。採用ページにどこまで情報を記載するかをはっきりさせておきましょう。
自社制作したサイト 0〜10万円
必要最小限の情報を入れたサイト 25〜40万円
オリジナルの構成やデザインを含むサイト 50〜150万円
戦略やコンセプトからサポートしてもらう本格的なサイト 150万円~
Webサイト作成先ごとの費用
Webサイトの作成先ごとに、適正な費用相場が異なります。代表的な作成先と、メリット・デメリットについて解説するので参考にしてください。
Web制作会社依頼
WEB制作会社に依頼する場合、かかる費用の見分け方は、会社の規模です。小、中規模と大規模の制作会社は、それぞれ得意とする分野や対応の違いもあるので、解説していきます。また、広告代理店のように外注でWEB制作を行う企業もあるので、併せて紹介します。
小、中規模
小、中規模の制作会社にWebサイト制作を依頼すると、費用の相場は30〜100万円ほどかかります。大規模な制作会社に比べて安価で製作できるのがメリットです。他にも、フットワークが軽く、臨機応変な対応を得意とする制作会社が多い傾向にあります。
大規模
高度な要求が多い大企業のサイトを構築する際は、大規模なWeb制作会社に依頼するのがいいでしょう。高い技術力で、クライアントの希望に合うサイトが作れます。費用は100万円以上が相場で、小、中規模の制作会社よりも高価です。
外注による制作をする会社
広告代理店に依頼する方法もあります。広告代理店は、広告活動を企業に代わって行う企業で、Webサイトの作成自体は他の制作会社に外注します。およそ15〜50%のマージン分が上乗せされており、今回紹介するWebサイト制作会社の中で1番費用がかかります。
フリーランス
会社や団体に所属せず、個人で契約・Web制作している人に依頼することもできます。10〜20万円と比較的安価で制作できるのがメリットです。しかし、スキルや対応の質は人によってさまざまなので注意しましょう。フリーランスの制作者に依頼する場合は、トラブルが起こる可能性も考慮して、信頼関係を構築することが重要です。
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まとめ
Webサイトの種類と、構築にかかる費用について説明しました。Webサイトを作成する際、サイトの目的と達成したいことを明確にしておくことが必要です。Webサイトの制作費用の相場は、仕様や追加する機能によっても大きなばらつきがあるからです。Web制作会社に構築を依頼する際は、制作実績が豊富な企業がおすすめ。実装したい機能や、Webサイトで達成したい目的についても相談できるので、満足度の高いWebサイトが制作できることでしょう。
この記事の執筆・監修者
「BtoB領域の脳と心臓になる」をビジョンに、データを活用したアルゴリズムやソフトウェアの提供を行う株式会社アイディオットの編集部。AI・データを扱うエンジニアや日本を代表する大手企業担当者をカウンターパートにするビジネスサイドのスタッフが記事を執筆・監修。近年、活用が進んでいるAIやDX、カーボンニュートラルなどのトピックを分かりやすく解説します。