Webサイトの構築方法
不動産サイトをはじめとしたWebサイトを構築する方法は、大きく分けて3種類です。スクラッチ・パッケージ・cmsのどれかで開発するのが一般的です。それぞれがどのような開発方法なのかを簡単に解説します。
スクラッチ開発
スクラッチ開発は、何もない状態からすべてを自前で開発する方法です。既存のパッケージは一切使用しません。ですのでオリジナル要素が非常に強い開発方法だといえるでしょう。
すべてが自前のため希望通りのサイトを開発できる反面、時間と費用がかかります。そのため時間とお金に余裕がないとできない開発方法です。不動産サイトの場合は管理画面も必要です。つまり、スクラッチ開発のポイントは時間と費用です。
パッケージ開発
パッケージ開発はスクラッチ開発とは異なり、既存のパッケージを有効活用するのが特徴です。すでに仕上がっているパッケージを使用するので、本当にこだわりたい部分だけをカスタマイズすればOKです。
メリットは初期費用を安く抑えられる点で、資金力に乏しいベンチャー企業はパッケージ開発を選ぶことが多いです。また、完成までが早いのもパッケージ開発の魅力です。
ただし、カスタマイズには限界があるため、場合によっては妥協しないといけません。ですから一部にスクラッチ開発を取り入れるなど、フレキシブルに開発するのが理想的です。
cms開発
cms(WordPress)を利用したWebサイトの開発は、世界シェアで約25%を誇ります。多種多様なプラグインを利用できてカスタマイズ性に富んでいる点が、多くの利用者に選ばれる決め手です。
ただし、何でも構わずにプラグインを導入すれば良いわけではないため、どのプラグインを導入するのか慎重に考えないといけません。プラグインを導入し過ぎると読み込みに時間を取られるので逆効果です。効果的なプラグインを導入することで、サイトの質を高められます。
不動産サイトに必要な構成
不動産サイトを構築する際は、ターゲットにするユーザー層を意識したデザインの設計が必要不可欠です。たとえば不動産売買がメインの不動産サイトは、ある程度お金を持っている富裕層がターゲットなので、高級感やスタイリッシュなデザインがおすすめです。一方で賃貸がメインの場合は、老若男女に関係なく誰もが好印象を持てる、スタンダードなデザインが求められます。
ただ、不動産サイトで重要なのはデザインだけではありません。不動産の価格や家賃をわかりやすく表示したり検索機能を充実させたりなど、ユーザーがストレスを感じないような構成にするのがベストです。全体的なバランスを意識して構成しましょう。
不動産サイトのNG例
いったいどのような不動産サイトが不人気なのか、NG例をいくつか紹介します。NG例に該当しないように十分気をつけて、不動産サイトを構築しないといけません。もしもすでに構築した後だった場合は、早急に改善しましょう。
SSL/TLS化していない
SSL/TLSとは、インターネットで情報を暗号化するシステムのことです。情報を暗号化して送受信をおこないます。クレジットカード番号などユーザーにとって重要な個人情報を取り扱うサイトは、SSL/TLS化が求められます。
不動産サイトは個人情報を取り扱うサイトなので、SSL/TLS化がされていないとユーザーに不信感を抱かせてしまいます。不信感から「このサイトを利用するのはやめよう」と、判断されてしまいかねません。不動産サイトのセキュリティが万全であることを示すために、必ずSSL/TLS化をしておきましょう。
レスポンシブ対応していない
レスポンシブとは、スマホ対応を指す言葉です。今はネットを利用する際、パソコンよりもスマホが多く使用されています。今後さらにスマホの使用は拡大する見込みなので、レスポンシブ対応していない不動産サイトは必然的に閲覧されにくくなります。つまり、閲覧数を増やすためにはレスポンシブ対応が必須です。
デザインが古い
不動産サイトのデザインが古い場合、ユーザーに「一昔前の情報なのかな」と思われてしまう恐れがあります。たとえば数年前に流行ったデザインをそのまま継続使用するのは好ましくありません。
また、メインビジュアルがフラッシュのままで閲覧できないのもNGです。客観的に見て「古いな」と感じたら、早急にデザインを刷新しましょう。
更新が滞っている
たとえば最終更新日から半年以上経過しているなど、更新が滞っている不動産サイトもNGです。不動産サイトに限らず、更新が滞っているサイトは少なくありません。サイトを放置した状態では、当然集客も見込めません。サイトから自然とユーザーが離れていきます。サイトをこまめに更新し、常に最新情報を届けることが大切です。
ブラウザ対応が少ない
Edge・chrome・Firefox・Safariといった主要ブラウザは、対応可能にしておくのがおすすめです。もしもユーザーが普段利用しているブラウザに対応していなければ、閲覧したくてもできません。ユーザーが少ないブラウザはまだしも、主要ブラウザには対応できるようにしておきましょう。
不動産サイトの構築費用
不動産サイトの構築費用は、いったいいくらぐらいかかるのでしょうか。最もオーソドックスなコーポレートタイプの不動産サイトを例に、大まかな構築費用を紹介します。一般的な不動産サイトの構築費用の目安を知っておきましょう。
コーポレートタイプ
たとえば町の不動産屋などは取り扱っている物件数が限られているため、不動産検索システムを必要としない場合が多いです。また、そのための予算を割けないこともめずらしくありません。それならコーポレートタイプでもOKです。
トップページ・利用可能サービス・不動産実績・会社紹介・新着情報といった基本項目だけの5ページが、コーポレートタイプの一般的な構成です。
大規模サイトと比較するとこじんまりしていますが、その分シンプルでわかりやすいのが魅力です。サイトをこまめに更新して最新情報を発信すれば、良質な不動産サイトとしてユーザーに高く評価してもらえます。
気になる構築費用ですが、だいたい35万円以上だと認識しておきましょう。機能を追加したりリクエストが増えると、その分費用が上乗せされます。
不動産サイト構築ならアイディオットが徹底サポート!
「集客力を強化するために不動産サイトを構築したい」と考えた方には、徹底サポートが魅力のアイディオットがおすすめです。アイディオットはこれまでさまざまなサイト構築サポートの実績があるため、どんなことでも相談に乗ってくれます。
また、アイディオットはaiやデータに強い会社なので、これらの分野に関するサポートも充実しています。たとえば不動産にDXを取り入れようとしていたりaiを積極的に活用したい意向なら、アイディオットは特におすすめです。
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データやコア技術の研究開発に力を注ぐアイディオットですが、ビジネスにつなげて結果を出すこともできる会社です。不動産サイト構築のサポートで頼りになる会社だといえるでしょう。
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まとめ
不動産事業を営んでいる会社なら必ず検討する、不動産サイトの構築方法や費用について詳しく解説しました。解説したスクラッチ・パッケージ・cmsといった不動産サイトの開発方法はもちろんですが、ユーザーが離れていってしまうNG例もしっかり把握しておきましょう。
また、最後には不動産サイトの構築で心強い味方になってくれる、アイディオットについても紹介しました。アイディオットは、不動産サイトの構築で悩んでいる方におすすめの会社です。
この記事の執筆・監修者
「BtoB領域の脳と心臓になる」をビジョンに、データを活用したアルゴリズムやソフトウェアの提供を行う株式会社アイディオットの編集部。AI・データを扱うエンジニアや日本を代表する大手企業担当者をカウンターパートにするビジネスサイドのスタッフが記事を執筆・監修。近年、活用が進んでいるAIやDX、カーボンニュートラルなどのトピックを分かりやすく解説します。