IT基盤(システム)構築とインフラの関係・導入手順・注意点・サービス紹介

IT基盤(システム)構築とインフラの関係・導入手順・注意点・サービス紹介

IT基盤(システム)とは

IT基盤(システム)とは企業が業務などで使用するシステムやツールなどを活用するための基本となるシステムのことを指し、個人であってもインターネットの使用などにはIT基盤(システム)が必要です。

IT基盤が脆弱だとあとから新しいシステムやツールなどを導入しても上手に対応しないことも珍しくなく、運用面やセキュリティ面で不安が残ります。

現在ではIT基盤(システム)は初期導入の際から高品質なものを導入することが推奨されていますが、使用する企業側もIT基盤(システム)については一定の理解が必要です。

IT基盤(システム)について紹介していきます。

アプリとインフラ

システム要素を分解した際には大きくアプリとインフラに分類されますが、アプリはインフラがなければ成立しませんがインフラはアプリが無くても成立させること自体は可能です。

イメージではインフラが土台として設定されていてその上にアプリを乗せていくイメージなため、土台が無い状態ではアプリを稼働させることは不可能です。

ハードウェア(HW)とソフトウェア(SW)

ハードウェア(HW)とソフトウェア(SW)は密接な関係にありますが、ハードウェア(HW)は基本的には処理能力や記憶能力・入力・出力ができるものと定められていることからパソコンやサーバーなどが該当します。

一方でソフトウェアはプログラムのことを指していてコンピューターを動かすための中枢神経の役割を持っているため、ソフトウェアの性能もIT基盤を稼働させるためには大切です。

 

IT基盤(システム)構築の手順

IT基盤(システム)構築の手順について企業単位で理解しておくことがスムーズなIT基盤(システム)構築には必要不可欠です。構築を外注する場合には必要ないかもしれませんが、企業内のIT担当者が手順について理解しておけば、自社内での構築もできます。

IT基盤(システム)構築の手順について紹介していきます。

要件定義

要件定義では導入するハードウェアやソフトウェアの種類や数についても決しなければいけません。

また、企業情報をコンピューターウイルスなどから保護するためのセキュリティ関係のポリシーもこの段階で決定してください。

他にもクラウドで対応するのかオンプレイスで対応するのかなども要件定義でおこないます。

設計・構築

設計・構築では実際にITインフラを導入するための準備をおこなう段階であり、インフラ構築時にはさまざまなトラブルが発生したケースも想定しながら設計をすることで、導入後のトラブルが発生しても素早く対応できるようにします。

譲歩漏洩や不正アクセスなどには特に注力することがおすすめです。

テスト

テストでは設計・構築したITインフラが問題なく稼働するかを確認するためにおこない、各フェーズに分割してテストをおこなえばどこで問題が発生しているかについての判断が簡単になります。

問題が発生すれば原因と対策を再度検討して修正していくことが必要ですが、修正を怠れば本稼働後に大量の問題が発生する恐れがあるので注意してください。

運用

テストが完了して問題がなくなればITインフラを稼働させて運用していくことになるため、不具合がないかについては監視をすることが大切です。

使用状況次第ではテストの際には発生しなかった問題が発生することも珍しくないです。

 

IT基盤(システム)を構築する際の注意点

IT基盤(システム)を構築する際の注意点について理解しておけば、設計・構築時によくあるエラーについてあらかじめ防ぐことが可能です。IT基盤(システム)を構築する際の注意点について紹介していきます。

運用範囲の拡大

運用範囲の拡大とは社内だけでシステムを利用できるような設定にするのではなく、リモートなどにも対応しているIT基盤(システム)を作るようにしましょう。

運用範囲の拡大をすることでIT関係の利便性が高まり、使用者からの評価も高くなります。

セキュリティ対策

運用範囲の拡大に伴ってセキュリティ関係の強化は必要不可欠であり、承認されたパソコンやタブレット以外からはシステムにアクセスできないような工夫も必要です。セキュリティ関係には特に注力しなければ情報漏洩などの危険性も高くなります。

IT基盤(システム)を運営する際の注意点

IT基盤(システム)を運営する際の注意点は明確にする必要がありますが、理由としては不具合などが発生した際にIT基盤(システム)を構築した担当者が対応できるかがわからないためです。

IT基盤(システム)を運営する際の注意点について紹介していきます。

障害時の対応をマニュアル化

障害時の対応をアニュアル化しておけば、サーバー障害が発生しても誰かがすぐに対応できるようになるため、サーバー障害による業務効率化などの被害を最小限で防ぐことが可能です。

マニュアルにはハードウェアとソフトウェア両方の対応方法を記載しておかなければ、十分な対応ができないといえるでしょう。

サーバーの負荷分散

サーバーは複数設置して大きな負荷がかからないように留意するようにして、サーバーダウンが発生することを防ぐことが必要です。

サーバーの負荷分散のためには負荷分散装置を導入すれば自動的にサーバー間での負荷を分散してくれます。

ネットワーク管理・監視

ネットワーク管理・監視は快適にネットワークを活用するためには必要不可欠であり、突然故障が発生することもあれば少しずつ調子が狂っていくこともあるので、常日頃から最適なパフォーマンスを発揮しているかの判断が必要です。

監視システムを導入すれば問題が発生する前段階で異変に気付くことができるようになります。

 

IT基盤(システム)構築サービス事例

IT基盤(システム)構築サービス事例について把握すれば、依頼する際にはどのようなシステムを構築するかの参考になるでしょう。

現在ではIT基盤(システム)は企業経営においては必ず導入されているといっても過言ではなく、あまりにも脆弱なシステムを使用していると大きなトラブルを発生させる原因になる可能性が高いです。

IT基盤(システム)構築サービス事例について紹介していきます。

ネット・インフォメーション(株)

ネット・インフォメーション(株)ではコンサルティングから保守・運用までをおこなってくれるだけでなく、IT関係の対応に関しては幅広く対応しています。

ITインフラ環境を整備した実績も多数あることから、さまざまな企業の要望にも対応策をすぐに提案してもらえるでしょう。

カゴヤ・ジャパン(株)

カゴヤ・ジャパン(株)ではインターネットの発展の速さに常に対応できるように努力しているため、相談時で最新の情報を提供できるようにしているのみならず、クラウドやメールサーバーの貸し出しをおこなうなどのサービスも所有しています。

不明な点があればすぐに対応してもらえることからサポート面でも非常に優れています。

 

まとめ

IT基盤(インフラ)構築には専門的な技術と知識が求めえることから、企業内にIT関連の専門部署がない限りは専門業者などに依頼するようにしましょう。

中途半端なセキュリティでは企業秘密を守れないだけでなく、顧客情報なども漏洩する可能性が高くなってしまうことからおすすめできません。

問題が発生してしまうと企業全体の信用に傷がつくことになることからセキュリティ面には特に注意してください。

 

この記事の執筆・監修者
Aidiot編集部
「BtoB領域の脳と心臓になる」をビジョンに、データを活用したアルゴリズムやソフトウェアの提供を行う株式会社アイディオットの編集部。AI・データを扱うエンジニアや日本を代表する大手企業担当者をカウンターパートにするビジネスサイドのスタッフが記事を執筆・監修。近年、活用が進んでいるAIやDX、カーボンニュートラルなどのトピックを分かりやすく解説します。

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