企業をさらに大きく発展させていくには新規事業を新たに立ち上げ、その事業を広げていく必要があります。社内の業務範囲では営業側における仕事の一つとして理解されていますが、通常の事業開発に比べて非常に難しい内容といえます。
事業計画上の最大の目標として将来的な事業拡大に向けての積極的な業界へのアピールであり、事業内容の構成を変更するほど大きな取り組みになります。このため活動内容として新規顧客の開拓、新製品の開発からリリース、販売網の開拓や拡大などを含むこととなり、これまでの仕事で培ってきた経験やスキルが通用しない部分があります。
この記事では新規事業開発に向いている人を解説しながら、新規事業開発で推奨されるスキルセットをご紹介します。
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新規事業開発をやる意味とは?あなたが次の流行の親になれるカモ?
製品・サービスにはブームや賞味期限があり、これまで生まれてから全く姿かたちを変えることなく現在までに生き続けたという製品・サービスというものは殆どなく、ロングセラー商品と言われるものも、実は少しづつ形や内容を変え、生まれ変わりながら新しく、市場に出回っています。
多くの企業でメインで売上があるとされている事業は、それらが立ち上がった頃の時代とは大きく変わっていることが殆どではないでしょうか。競合他社の数は増え、新しく取って代わる新製品やサービスが登場しているのは明らかでしょう。
新規事業開発を行う意味とは自分たちの会社が世の中のニーズに対してこれからも価値を提供し続けるために今後も必要であることから、次々に新たな事業などを生み出す必要があるのです。
新規事業立ち上げ経験は必要?自分に足りないスキルはチームメンバーで補っていこう!
新規事業の立ち上げは、ゼロの状態から新たな価値を生み出す作業です。このこと、過去に新規事業立ち上げに関わったことのある社員が必ず一人は必要と言えるでしょう。
万が一新規事業に携わった経験がなくても、例えば起業経験があったり、ベンチャーでのスタートアップの経験があるなどは新規事業の立ち上げに非常に重要な部分と言えるでしょう。総合的に新規事業に関わった経験があると、主に利益などの知識の観点から経営者に近い思考で意見が述べられるようになります。そのような思考を持つ人間が一人いるだけで新規事業を成功させる大きな近道になるでしょう。
しかし、営業やマーケティングなどの専門的なスキルや経験をもつ人は、これまでの業務経験に強いプライドをもっていることが考えられます。そのため、メンバーの中で専門用語やスキルの知識量の差が生じ、やり取りがうまくいかないことも考えられます。そうなることで事業が足踏みしてしまうことにもなりかねません。
このことから、新規事業では経験豊富な社員だけではなく、ベンチャー勤務やスタートアップ企業などの経営者に近い経験を持った人が必要といえます。
新規事業立ち上げに向いている人は?あなたも明日から敏腕起業家?!
新規事業の立ち上げにはこれまで経験してきた能力やスキルも重要ですが、これ以外にも「新しいことが好きな人」「困難にも負けない人」「コミットメントが強い人」も新規事業の立ち上げには必要です。
新規事業の立ち上げでは思い通りに行かないことも多く、どこかしらで必ず問題や課題が出てきます。これらを毎回完璧にしていては、事業は中々前に進みません。完璧至上の考えは大切ではありますが、思い切りの良さを優先できることも企業には大切な人材とも言えます。
ここでは新規事業の立ち上げに向いている人の特徴を紹介していきます。
新しいことが好きな人
通常の会社員だと、新たなことにチャレンジしたり、これまで取り組んできたことが変わったりすることを嫌い、現状を維持したいと考える人も少なくありません。しかし、新規事業を立ち上げるには新たな未来へ向けて、変化することを恐れずに行動を起こせることが非常に大切なのです。
このことから、現状に満足せずに仕事に対して高い目標がある人は新規事業に向いているといえます。
困難にも負けない人
先程も少し触れましたが、新規事業を立ち上げる際には最初、多くの課題や問題が山積みになることも考えられます。そうしたときに、困難にめげずにやりきることが重要になってきます。
なので、これまでの業務などで仕事を投げ出さなかった人ややり切る能力を持っている人も新規事業の立ち上げに向いています。
コミットメントが強い人
新規事業はこれまでの業務内容とは全く違う、経験したこともないような仕事をしなければならないようなことがあるかもしれません。そんな時にどんな仕事を任せられたとしてもしっかりと同じモチベーションで取り組むことのできる、どんなことにもコミットできる人が必要です。
新規事業開発に必要なスキルセットはコレだ!5大必須スキルを徹底解説!
新規事業の開発には以下の5つのスキルが必要です。
・情報収集能力
・巻き込み力
・事業企画・立案力
・仕組化する力
・マネジメントスキル
以上の5つに関して一つ一つ解説していきます。
情報収集能力
新規事業を立ち上げる際に必要となるのは、一番最新のタイムリーな話題などであることが求められます。このことから現在すでに出ているネットで検索すれば分かるような情報に意味はありません。
将来的にニーズのある情報はどこにも出回っていないこともあるため、自身が行動を起こし、新規事業に関する情報を集めていくスキルが大切です。
巻き込み力
新規事業のメンバーには様々な経験やスキルを持った人材が集まります。殆どの場合は全く違う部署などから招集され、一つのチームを作ることが多いですが、新たなチームだと全員を知っているわけではないため、少なからず人間関係で消極的かつ遠慮がちな部分が出てきてしまうことも考えられます。
このようなときに一つのチームを束にしてまとめ上げられるようなリーダーシップのある人間が一人いると今後も事業展開も比較的スムーズに進むでしょう。
事業企画・立案力
新たな事業を企画したり、アイデアを生み出したりすることも新規事業に必要なスキルと言えます。具体的には、新規事業の目的や立ち上げ後の将来的な展望や社外における社会的影響などを思い描ける人材は貴重であるといえます。
また、事業立ち上げ時に企画したプロジェクト内容を外部の人間に対して自身の言葉や考えを持ってプレゼンできる能力も非常に大切となります。
仕組化する力
新規事業は最終的に成功させることが重要課題となるでしょう。この目標を達成するには、ステージごとの成功内容や業務サイクルなどを上手く仕組化することが必要です。
例として成功した時にそれぞれの段階でどのような業務や行動をしていたのかを具体的に今後も回せるように計画するなど、成功事例をマニュアル化のように次に取り組む世代へ受け継ぐことが大切と言えるでしょう。
マネジメントスキル
新規事業に直接関わることになるのは、もしかすると限られた少数のメンバーかもしれません。しかし、今後事業を動かしていくにあたって、様々な業務に関わってくる人はメンバーの人数の非にならないでしょう。ここで必要になるのが新規事業チームにおけるメンバー一人一人のそれぞれのプロジェクトを上手く進めていくマネジメントスキルです。
自分の業務に関連する他の部門の人間とうまく連携を重ねてゴールまで足を進めていくように進捗を調整していく能力が求められます。
カタチになった新規事業、私たちと形にしませんか?
いざメンバーを集めて新規事業を始めよう!と思いはするもののイメージが明確でなくお困りの方も多いと思います。コストの節約に注視してしまい、正しい技術や知識のないまま新規事業をスタートさせ、失敗してしまう方も少なくありません。
大きなコストがかかる新規事業の立ち上げには正しい知識やノウハウを有効に使える人材を持つ企業に依頼しましょう。
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まとめ
新規事業の立ち上げには、初めての業務内容でも計画的に遂行できる能力やリーダーシップのある人材の確保が急務といえるでしょう。起業経験やスタートアップ企業での勤務経験も活かすことができます。
新規事業開発で必要なスキルは「情報収集能力」「巻き込み力」「事業企画・立案力」「仕組化する力」「マネジメントスキル」などです。これらのスキルをもつ人材を集めることで新規事業の成功の可能性は大きく高まります。
・トヨタ自動車株式会社
この記事の執筆・監修者
「BtoB領域の脳と心臓になる」をビジョンに、データを活用したアルゴリズムやソフトウェアの提供を行う株式会社アイディオットの編集部。AI・データを扱うエンジニアや日本を代表する大手企業担当者をカウンターパートにするビジネスサイドのスタッフが記事を執筆・監修。近年、活用が進んでいるAIやDX、カーボンニュートラルなどのトピックを分かりやすく解説します。