積極的に資金調達したり上場したりなど、近年はai関連企業のスタートアップが目立っています。aiはさまざまなことができるため、ビジネスアイデアに結び付けて起業するスタートアップが多いです。また、企業のai導入をサポートしつつ自社のaiサービスの開発も手がけるなど、同時に進められるのがaiビジネスの良さです。しかも、ai技術は日進月歩で進化していますから、将来性にも十分期待できるのが魅力です。
また、aiがビジネスの中心になりつつあるため、aiに関する知識を身につけようとする人が増えています。aiと関連性が深いディープラーニングの知識を問うG検定の受験者が多いことからも、aiにどれほど多くの人が関心を持っているのかわかります。aiに詳しい人材が増えればビジネスも活性化するので、今後もai関連のスタートアップは目立つでしょう。
aiスタートアップの採用について
aiスタートアップは、現場に出てすぐに活躍する即戦力の中途採用が多いです。ただ、だからといって学生をまったく採用しないわけではありません。すでに十分なプログラミングスキルを有している、インターンとして実績を積んでいる、webデザインができる、マーケティングの経験があるなどの学生は、将来性込みで採用されます。
今トレンドのaiスタートアップですが、aiを取り扱うからといって報酬が特別高いわけではありません。スタートアップなので、その後の成長次第で報酬が大きく変わるといえるでしょう。ただ、報酬はケースバイケースなので、例外的に報酬が高いaiスタートアップもあります。
注目のaiスタートアップ企業10選
aiスタートアップの勢いは増すばかりで、すでに注目の的と化しているスタートアップがいくつもあります。その中から注目のaiスタートアップ企業10選を紹介しますので、どんなaiビジネスを展開しているのか把握しておきましょう。
aiとの共生を目指すGHELIA(ギリア)
GHELIAは、人とaiとの共生を目指してaiソリューションの提供をおこなう企業です。2017年に、代表取締役社長およびCEOの清水亮さんによって設立されました。ソニーグループに属する会社です。これからaiの時代が来ることを見据え、社会にディープラーニングを浸透させることを目指しています。ai開発に必要なファクターをワンストップで用意し、リクエストに応じたサービスの提供に努めています。
様々なaiサービスを提供するニューラルポケット
2018年に設立されたaiスタートアップです。独自のai技術の開発と保有に力を入れていて、動体検知・空間認識・表情解析などのai技術が代表的です。
また、aiの解析によって取得したビッグデータを、新しいサービスの構築や付加価値の付与に役立てています。aiの良さを最大限活かしているaiスタートアップだといえるでしょう。
テクノロジーで顧客対応力を強化するモビルス
aiでコミュニケーション力や顧客対応力を強化するのが、aiスタートアップのモビルスの強みです。例えばモビエージェントは、チャットボットを有効活用して違和感のないサポートを実現しています。さらにチャットボットPDCA学習プラットフォームのモビコンソールも提供するなど、顧客対応力アップで注目されている企業です。
データ活用のノウハウを有するグラフ
グラフは2016年に設立されたaiスタートアップです。データの利活用を得意としていて、実践的なノウハウをいくつも有しています。データの利活用により、クライアントに適切なコンサルティングを実施します。必要としているサポートを受けられるとあり、各企業からの信頼をしっかりと獲得しています。
行動分析に注力するレイ・フロンティア
レイ・フロンティアは、人の行動をデータ化してさまざまなサービスに活かしています。位置・エリア・時間といったファクターで、人の行動をつぶさに分析します。人の行動分析から思考パターンまで予測するので、非常に革新的なサービスとして周囲の関心を集めています。また、aiとarの融合にもチャレンジするなど、今後のさらなる成長に期待がかかります。
独自のai特許技術を保有するAIQ(アイキュー)
独自のプロファイリングai「LiveReal」を、特許として保有しています。Instagram向けSEO分析ツールに活かされていて、顧客の欲求の分析や可視化に大いに役立っています。他のリサーチ方法では明らかにできなかった顧客の本当の姿が見えてくるため、企業はアプローチの正確性が増しました。
aiチャットボットのBESPOKE
BESPOKEは、正確かつスピーディーでグローバル基準に到達しているaiチャットボットのBEBOTを提供しています。BEBOTはすでに自治体や交通機関へと導入されており、案内や問い合わせ対応などで活躍しています。人の負担する業務が軽減されたり満足度がアップしたりなど、さまざまなメリットがあり好評のサービスです。
aiの内製化をサポートするAidemy(アイデミー)
Aidemyは、経済にaiを定着させることを理念としている企業です。例えばAidemy Businessは、企業がaiプロジェクトを完全に内製化することをサポートするサービスです。ai人材の育成に着目し、育成・組織組成・運用などを全面的にサポートします。aiで頼りになる企業として認知を広めています。
最先端テクノロジーの普及を目指すPreferred Networks(プリファード・ネットワークス)
aiではおなじみのディープラーニングやロボティクスの普及を目指す企業です。aiの研究開発分野が非常に幅広く、音声認識やコンパイラやバイオインフォマティクスなどの開発に力を入れています。その将来性を見込まれ、日本を代表する企業からの資金調達を成功させました。世界的に注目されているaiスタートアップの1つです。
Fintech領域に強いAlpaca(アルパカ)
今は金融にもaiの影響が及んでいますが、AlpacaはそんなFintech領域に強いと注目されているaiスタートアップです。社員数は決して多くないものの、メジャー金融機関とも連携してビジネスを展開しています。マーケット予測aiのAlpacaRadarなど、さまざまaiソリューションでFintechを支えようと尽力している企業です。
さまざまな社会課題の解決を目指すアイディオット
前項で紹介した注目のaiスタートアップ10選以外に、aiでさまざまな社会課題の解決を目指すアイディオットも忘れてはいけません。アイディオットはai分野に強く、aiモデルの開発および実装を得意としています。また、昨今話題沸騰のDXの推進にも貢献する企業です。アイディオットについて簡単に紹介します。
aiモデルの開発および実装が可能
aiモデルの開発や実装は一筋縄ではいかない面がありますが、悩ましい局面をしっかりサポートして支えてくれるのがアイディオットです。aiモデルの開発に力を貸してくれるので、aiモデルの開発が進まない企業の背中を後押ししてくれます。
また、実装フェーズでも協力してくれるので、絵に描いた餅では終わらせません。ビジネスとして昇華させるので、企業の利益につながりやすいです。aiのことなら何でも任せられる頼もしさがあります。
aiを有効活用してDXを推進
「DXを実現させたいがいったいどう進めれば良いかわからない」と頭を抱える企業は多いですが、アイディオットはaiを有効活用してDXを推進します。aiはさまざまなことができるので、DXにおいて欠かせません。アイディオットはaiを有効的に活用する方法を熟知していますし、どのように導入すれば効果的なのかを心得ています。DXの推進において最良のパートナーとなってくれます。
まとめ
確実に来るaiの時代に向け、注目のaiスタートアップ企業を紹介しました。どの企業も注目されていることに違いはありませんが、提供するサービスにはそれぞれ独自の個性があります。データの活用、チャットボット、行動分析、金融予測など、aiをどのように活用するかでビジネスが異なります。
また、aiモデルの開発と実装、さらにはDXで頼りになるパートナーのアイディオットについても紹介しました。今はDXの過渡期なので「興味はあってもやり方がわからない」と悩む企業は少なくありません。そんな企業の悩みの根本的な解決を目指し、アイディオットは惜しみなく力を貸してくれます。注目のaiスタートアップ企業とともに、アイディオットにも注目してみて下さい。
この記事の執筆・監修者
「BtoB領域の脳と心臓になる」をビジョンに、データを活用したアルゴリズムやソフトウェアの提供を行う株式会社アイディオットの編集部。AI・データを扱うエンジニアや日本を代表する大手企業担当者をカウンターパートにするビジネスサイドのスタッフが記事を執筆・監修。近年、活用が進んでいるAIやDX、カーボンニュートラルなどのトピックを分かりやすく解説します。