株式会社アイディオット、物流DXサービス「CLOコンパス」記者発表会を開催〜日清食品・PALTAC・ヤマト運輸が登壇、物流統括管理者の選任義務化を見据え、物流マネジメントを議論〜

2026/3/23

株式会社アイディオット(本社:東京都渋谷区、代表取締役:井上智喜、以下「当社」)は、2026年3月18日(水)、物流DXサービス「CLOコンパス」の提供開始に伴い、記者発表会を開催しました。

本発表会では、新サービス「CLOコンパス」の発表に加え、日清食品株式会社、株式会社PALTAC、ヤマト運輸株式会社の企業関係者を交えたパネルディスカッションを実施しました。改正物流効率化法における「物流統括管理者」の選任義務化をテーマに、企業の物流マネジメントのあり方について議論が行われました。

本サービスは、改正物流効率化法に基づき企業に求められる物流効率化への対応を支援するものです。物流業務における積載効率や荷待ち時間、荷役等時間などの各種指標を、年間・月間を通じて横断的に可視化・分析することが可能です。

さらに、物流効率化に関する国土交通省への定期報告に必要な情報の整理やレポート作成の自動化に対応しているほか、既存システムとのデータ連携にも対応しています。

記者発表会の様子

「CLOコンパス」について

「CLOコンパス」は、企業の物流データを一元化し、物流全体の状況を可視化するマネジメント基盤です。改正物流効率化法で求められる物流統括管理者が、企業全体の物流を俯瞰し、効率化に向けた戦略立案や意思決定を行うための基盤として活用できます。
これにより、部門や拠点ごとに分散していた物流データの統合が可能となり、現状把握の迅速化と課題の早期発見を実現します。さらに、データに基づいた意思決定を支援することで、物流効率の向上および業務負荷の軽減に寄与します。

「CLOコンパス」紹介動画はこちら

【主な機能】

1.物流KPIの可視化・分析
積載率、荷待ち時間、荷役時間などの主要KPIを横断的に可視化し、物流オペレーションにおける課題の把握と改善を支援します。

2.法令対応レポートの自動生成
改正物流効率化法への対応を見据え、物流管理に関する各種レポートを自動生成します。

3.既存システムとのデータ連携
倉庫管理システム(WMS)や輸配送管理システム(TMS)など、既存の物流業務システムとデータ連携を行い、企業内に分散している物流データを一元的に統合します。

イベント概要

イベント名:
物流統括管理者選任義務化に対応 新サービス「CLOコンパス」発表会
開催日:2026年3月18日(水)
会場:アットビジネスセンターサテライト渋谷宇田川 301号室
主催:株式会社アイディオット

プログラム:
・改正物流効率化法の概要と企業への影響(株式会社アイディオット 代表取締役 井上智喜)
・「物流統括管理者」専任義務への具体的対応策(株式会社アイディオット 代表取締役 井上智喜)
・新サービス「CLOコンパス」発表・詳細説明(株式会社アイディオット 代表取締役 井上智喜)
・企業担当者によるパネルディスカッション(⽇清⾷品株式会社/株式会社PALTAC/ヤマト運輸株式会社)
・質疑応答
・フォトセッション

パネルディスカッションの様子

パネルディスカッションでは、日清食品株式会社、株式会社PALTAC、ヤマト運輸株式会社の登壇者より、「物流統括管理者」選任義務化を見据えた取り組みや課題について具体的な事例が共有されました。

物流DXの出発点は「データの見える化」

登壇各社に共通していたのは、「物流の見える化がすべての出発点である」という認識でした。
日清食品株式会社の深井様は、6年にわたりサプライチェーンの見える化に取り組んできた経験を踏まえ、「積載率の向上や荷待ち時間の削減といった取り組みは、1社単独では実現できない。共同配送が前提となり、その出発点となるのがデータの見える化である」と述べました。

また、ヤマト運輸株式会社の恵谷様も、「見える化が実現して初めて次のステップに進むことができる」とし、データに基づく物流改革の重要性を強調しました。

最大の課題は「社内の壁」

日清食品株式会社では、資材の調達を資材部、生産を生産部、販売物流を営業部が担うなど、各部門がそれぞれ独自の目標やシステムのもとで運用されてきました。

こうした体制について深井様は、「これまでは各部門ごとでも収益は確保できていたが、部門横断で同一の指標を用いて全体を管理することが最も難しかった」と振り返りました。
部門ごとに最適化された運用から、全体最適へと転換するうえで、「社内の壁」が大きな課題となっている実態が示されました。

この課題に対し、同社では、戦略部門と実行部門の役割分担の明確化と部門を横断した「たすき掛け人事」の導入を実施し、組織横断での理解促進や評価制度の見直しを進め、全体最適に向けた体制構築を図っていると説明しました。

日清食品常務取締役 深井雅裕様

法令対応は「サプライチェーン全体の変革機会」

株式会社PALTACの三木田様は、今回の義務化について「サプライチェーン全体の効率化を進める大きな機会である」と位置づけました。

同社では、入荷受付や検品の自動化などの取り組みを進めている一方で、課題として「物流波動の平準化」を挙げました。入出荷の集中を解消するためには、商習慣やリードタイムの見直しが必要であり、「物流部門だけでなく、全社および業界全体での取り組みが不可欠である」と述べました。

さらに、社内における課題として「営業部門と物流部門の関係性」にも言及し、「売上と物流能力のバランスをどのように取るかが重要である」と指摘しました。

PALTAC専務執行役員 三木田雅和様

物流企業にも「経営視点」が求められる時代へ

ヤマト運輸株式会社の恵谷様は、物流事業者の立場から、「物流統括管理者が経営層に位置づけられる以上、物流企業にも経営視点に立ったロジスティクス提案が求められる」と述べました。

また、従来のような運賃中心の議論にとどまらず、在庫保有コストやサプライチェーン上流に内在する物流コスト、さらには温室効果ガス排出量の削減まで含めた、全体最適の視点でコストを捉える必要性を強調しました。

ヤマト運輸副社長 恵谷洋様

本ディスカッションでは、「見える化」を起点に、社内外の壁を越えた連携と、経営視点に立った物流マネジメントの重要性が示され、これらが今後の物流改革の鍵となることが共有されました。

今後の展開

当社は「CLOコンパス」を通じて、荷主企業の物流マネジメント高度化を支援していきます。AIを活用した需要予測や物流ネットワークの最適化、輸送・在庫データの統合分析などの機能拡張を進め、企業の物流戦略立案や経営判断を支援する高度な物流DX基盤へと進化させていく予定です。

さらに、企業間でのデータ連携や物流情報の共有を視野に入れ、物流の可視化と効率化を促進することで、日本の物流全体の生産性向上と持続可能なサプライチェーンの実現に貢献してまいります。

株式会社アイディオットについて

2014年11月の創業以来「データプラットフォームを用いて、ビジネスの価値を最大化・最適化する」というミッションのもと、物流DXを推進してきました。データとAIを融合し、サプライチェーン全体のデータとネットワークを統合的に管理し、さらにDX推進の中核機能を自社に内製化することで、ノウハウを蓄積し、構想から実装・運用までワンストップで価値を提供しています。

会社名   : 株式会社アイディオット
代表者   : 代表取締役 井上 智喜
本社    : 東京都渋谷区神南1丁目12番16号 アジアビル6階
設立日   : 2014年11月7日
従業員数  : 72名(パート・業務委託含む) ※2026年3月時点
URL    : https://aidiot.jp/

【本件に関するお問合せ先】

株式会社アイディオット
広報担当:町田
Email: pr@aidiot.jp