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【基調講演】デジタルツイン技術の発展とイノベーション応用シンポジウム登壇レポート|台湾経済部で開催

2023.05.30 / EVENT

2023年5月16日(火) 10:00-18:10(日本時間)に行われた、【B5G時代における日台デジタルツイン技術の発展とイノベーション応用】シンポジウムに弊社代表井上が招かれ、基調講演を行いました。



 

■【B5G時代における日台デジタルツイン技術の発展とイノベーション応用】シンポジウムについて


台湾経済部(日本の経産省に相当)の指導の下、台湾日本関係協会科学技術交流委員会より招致いただきました
本イベントはリアル会場だけでなく、オンラインでも視聴が可能で、日台含めて数百名もの方にご聴講いただきました。
このような機会に至った背景として、台湾での社会問題が挙げられています。
台湾では日本と同じく自然災害が多く、大きな経済的な損失があります。また台湾は国土が狭く、人口も少ない中でグローバルに産業を展開していくことが求められます。TSMC、鴻海、Acer、ASUSといった超グローバル企業をたくさん生み出しています。その一方でサプライチェーンに大きな課題を抱えておりグローバル規模での変革が求められているようです。



■セッション概要




 

テーマ:デジタルツインを活用したサプライチェーン変革〜2024年問題解決に向けて〜
【概要】
アイディオットのご紹介
サプライチェーンを取り巻く環境
ソリューション概要
事例のご紹介
製品のデモンストレーション


■講演概要ページ


https://tnst.org.tw/portfolio-item/2023-5-16_b5g%e6%99%82%e4%bb%a3%e5%8f%b0%e6%97%a5%e5%88%86%e8%ba%ab%e7%a7%91%e6%8a%80%e7%99%bc%e5%b1%95%e8%88%87%e5%89%b5%e6%96%b0%e6%87%89%e7%94%a8%e7%a0%94%e8%a8%8e%e6%9c%83/


■今後の展望


日本と台湾は少子高齢化などの社会課題や、共に発展した経済を持つなど共通点が多い国です。サプライチェーンの領域でも需要予測の難しさや、自然災害への対策・リスク管理など似たような課題が多く存在しています。一方でAIや他のデジタル技術の進歩により、個人の生活や社会のあり方に変革がもたらされつつあります。

今回のシンポジウムを通して、台湾の大手企業様とお話をさせていただき、デジタルツイン技術の進歩と応用が今後益々重要な社会変革の中心となることを再確認しました。課題はまだ多く残されていますが、国内だけでなく物流のグローバルな動向を把握し、世界中の人々の生活を豊かにする可能性を秘めているデジタルツイン技術の普及と進化を今後も加速させていきます。

 



 

講演終了後は、本イベントの主催者である元台湾経済部大臣 台湾日本関係協会科学技術交流委員会
主任委員 何美玥(Ho Mei-yueh)氏らによる質問をいただきましたので一部ご紹介いたします。

■質疑応答(オンライン視聴者 以下オ)

(何美玥)ーー デジタルツインは今後DXの中で以上に重要なツールだと思います。システム構築をして投資後どれくらいのスパンで回収出来ますか?

(井上)一概に投資とリターンの金額は申し上げにくいが、1拠点を増やす・減らすという意思決定には数十億〜数百億かかると言われています。一方でデジタルツインは数十万〜利用できるので投資に対するリターン率は大きいと考えています。

(オ)ーー AIツイン技術は前もってシミュレーションするというイメージが強いですが、リアルタイムでの可視化は可能でしょうか。(例えば企業の運営計画:運行ルート、トラックの走行している位置、道路状況に合わせた調整など)
また、海外に工場を作るときのサポートも可能でしょうか。

(井上)現在の状況に合わせたリアルタイムでダイナミックなシミュレーションは用途として可能です。
しかし弊社製品は戦略系、計画系として位置付けておりますので、実行系のリアルタイムの運行計画を行うツールではなく、現状はどちらかというと過去のデータをシミュレーションしていくことに割り振っています。
拠点をどこに置くか在庫をどれくらい持つべきか大きな意思決定の支援も可能です。

(何美玥)ーー内閣府のSIPのプロジェクトうちの6案の中の3案が採択されました。
内閣府からのサポートはどのようなものがあったか、そしてどのようなことを期待されていたのかを教えてください。今後の日台間の連携のためにぜひ共有していただきたいです。

(井上)内閣府のサポートにより各領域の専門家(物流:ヤマト ハードウェア:富士通 アルゴリズム:東京大学)に協力していただくことが出来ました。
弊社のAI・データ利活用により、サプライチェーン全体の最適化を図れるだけの物流データ基盤の開発や実装という点で期待されていました。
今後日本だけではなく台湾も産業の構造が大きく変わりサプライチェーンの流れも大きく変わっていくと予想されます。
そういった領域でぜひ台湾の企業様と一緒にサプライチェーン全体の最適化に向けた取り組みを行っていきたいです。


■株式会社アイディオットについて


"データプラットフォームを用いてビジネスの価値を最大化・最適化する” をミッションに掲げ、データ・AIを利活用することであらゆるサプライチェーンデータやネットワークを管理し、DX推進において最も核となる部分をインハウス化することでノウハウの蓄積・ワンストップでの価値提供を実現しております。
DXコンサルティングを通じて日本を代表する大手企業のDX支援を多数手掛けており、これまで培ってきた医療・不動産・小売など幅広い業界のサポート実績や、データ×コア技術とドメイン知識を活かすことで、東京都、大阪府、裾野市などと連携し、各地域の再生・成⻑に繋げ、DXに貢献しております。

また、内閣府から未来の技術に対する実証実験予算をいただき、国⺠にとって真に必要な社会的課題や日本経済再生に寄与できるような世界を先導する課題に取り組んでいます。

所在地:東京都渋谷区神南1丁目12番16号 アジアビル6階
代表者:井上 智喜

 

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